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おお、ちょっとムズイですね。「鱁鮧」はなんと読む?意味も一緒に紹介

  • 2023.9.12
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今回ご紹介する難読漢字はこちら! 「鱁鮧」です。

「魚偏」の漢字…ではありますが、どちらもあまり見かけたことはないかもしれません。ただ、こちらは現在でも一般的に食べられている食材を表しているんですよ。

さて、いったいなんと読むのでしょうか?

「鱁鮧」の読み方!

「鱁」「鮧」から「魚偏」をとると、「逐」「夷」という漢字に見えますよね。

そのため「鱁鮧」の読み方として、「ちくい」や「ちくえびす」を想像された方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、残念ながら不正解! おそらく、そのような名前の食べ物はこの世の中にないでしょう…。

読み方は2つあり、それぞれの読み仮名は3文字、4文字です。

ちなみに、読み仮名3文字の方は「潤香」とも書けますよ。こちらは、もしかしたら比較的簡単に読めるかもしれません…!

それでは、正解を発表します。

正解は「うるか」「なしもの」でした!

「鱁鮧」について

「潤」は「うるおう」や「うるう」、「香」は「かおり」やそのまま「か」と読むため、「うるか」と読めた方は多いと思います。ただ、「なしもの」はちょっと難しすぎたかもしれませんね…。

また、「読み方を聞いたけれど、なしものなんて食べ物に心当たりはないよ…」とお考えになっている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実はこちらは「塩辛(しおから)」のことなんです(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。お酒のおつまみやご飯のおかずとして、定番の食べ物ですよね。

それでは、最後に「うるか」の詳細を辞書で調べてみましょう!

〘名〙
① 鮎のはらわた。
② 塩漬にした鮎のはらわた。また、鮎の子を塩漬にした物を、子うるかという。《季・秋》

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

こちらは「なしもの」と違って、種類が「鮎(あゆ)」に限定されているみたいです。有名な「魚」ですが、まさか「はらわた」を加工した物に名前までついているだなんて…意外な事実ですよね。

まとめ

いかがでしたか?

「鱁鮧」は「うるか」「なしもの」と読みます。

ぜひこの機会に覚えて、ご家族やご友人にも教えてあげてくださいね!