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ううう、読めたら天才です…。読めたらスゴい【難読漢字】「錵」の意味と読み方は?

  • 2023.9.10
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色とりどりの「花」を目にすると、心がホッと和らぐ…なんて方も多いと思います。日本では、季節によって様々な種類を見かけることができるのもうれしいですよね。

さて今回は、「花」にちなんだ難読漢字から「錵」をご紹介します。みなさんは、正しく読むことができますか…?

「錵」の読み方!

「はな」や「かね」と読みたくなりますが、残念ながら不正解。実は、字面からはとても想像できないような読み方をするんです…!

読み仮名がとても多い…というわけではありません。2文字のため、その点は「はな」や「かね」と一致しています。

しかし、手がかりがなにもない状態では、ほとんどの方が読めないかもしれません…!

それでは、ここでヒントをお伝えします。

「錵」の別表記として…比較的よく目にする漢字「沸」がありますよ。難しく考える必要はありません。「沸」を読み仮名2文字で、シンプルに読んでみてください。

それでは、正解を発表します。

正解は「にえ」でした!

「錵」について

「沸」は「沸騰(ふっとう)」や「煮沸(しゃふつ)」などの言葉でおなじみですが、「沸かす(わかす)」や「沸く(わく)」、そして「沸(にえ)」などとも読みます。「錵」に比べれば、難易度はグッと下がりますよね。

しかし、読み方がわかっても、その意味の見当が全くつかない…なんて方も多いかもしれません。

それでは、辞書で確認してみましょう!

〘名〙 焼きによって日本刀の刃と地との境目に現われる、雲や粟(あわ)粒のような模様。匂いの荒いもの。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

読み方から「にる(煮る)」ことに関係する意味と推測されていた方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、上記の通り全く異なります。まさか「日本刀」に関係する意味なんて…かなり予想外ですよね。

ちなみに「匂いの荒いもの」とありますが、これは「香り(かおり)」のことではありませんよ。「錵」よりも「ひじょうに細かくて肉眼で見分けられないほどのもの」を「匂(い)」というそうです(出典:『日本大百科全書』小学館)。

まとめ

いかがでしたか?

「錵」は「にえ」と読みます。

ぜひこの機会に覚えて、ご家族やご友人にも教えてあげてくださいね!