今回ご紹介する難読漢字は「錏」です。
一見してわかるように、こちらは「あ」と読むこともできますよ。しかし、今回はもう1つの読み方を当てていただきます!
読み仮名は3文字です。さて、いったいなんと読むのでしょうか…?
「錏」の読み方!
それでは、早速「錏」の読み方を発表します。
先述したように、読み仮名は3文字です。しかし、「金」と「亞」を組み合わせて「あかね」や「かねあ」と読めばいい…なんて単純な問題ではないですよ。
あまり日常的に見かけるものではないですが、時代劇は毎日見るくらい好き! という方ならば、繰り返し目にしたことがあるかもしれません。
頭文字は「し」で、ほかの漢字では「錣」、もしくは「𩊱」とも書けますよ。
それでは、正解を発表します。
正解は「しころ」でした!
「錏」について
「読み方はわかったけれど…しころってなに?」「今まで生きてきて、はじめて聞いた言葉なんだけれど…」
上記のように、困惑されている方もいらっしゃるかもしれません。それでは「錏(しころ)」について、辞書で確認してみましょう!
1 兜の鉢の左右・後方につけて垂らし、首から襟の防御とするもの。多くは札さねまたは鉄板を三段ないし五段下りとしておどしつける。
2 錏頭巾の三方に垂らした布。
3 「錏庇」の略。
出典:『デジタル大辞泉』小学館
そう! 先ほど時代劇の話を例に挙げたのは、「錏」が「兜」の一部だからなんです。
時代劇ではしばしば、筋骨隆々な男性が「兜」や「鎧」などを身にまとい、日本刀や弓矢などを使って戦っていますよね。そのため、「錏」をご覧になっている可能性が高いのです。
また、端午の節句に「兜」を飾っている方もいらっしゃるかもしれません。もしかしたら、それに「錏」が備わっている可能性もありますよ。
まとめ
いかがでしたか?
「錏」は「あ」「しころ」と読みます。
今後も様々なジャンルの難読漢字をご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!