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読めたらスゴい難読漢字です...。「錺」はなんと読む?正解は?

  • 2023.6.19
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「芳しい(かぐわしい)」花の香りを嗅ぐと、なんだか気分も晴れやかになりますよね。ご自宅で家庭菜園をしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

さて今回は、上記の「芳」に「金偏(かねへん)」がついた難読漢字「錺」をご紹介します。みなさんは、こちらを正しく読むことができますか…?

「錺」の読み方!

それでは、早速「錺」の読み方を発表します。

「芳」から推測し、「かぐわしい」や「かんばしい」、「ほう」などと読んでしまった方は、残念ながら不正解! 送り仮名はつかず、読み仮名は3文字になります。

しかし、だからと言って「かぐわ」や「かんば」と読めばいい…というわけでもありません。手がかりがない状態では、お手上げの方も多いかもしれませんね…。

それでは、ここでヒントをお伝えします。それも、とっても重大なものです!

実は、「錺」は「飾」や「餝」と書くこともできます。いかがでしょう、見覚えのある方も多いと思います。

そう、正解は「かざり」でした!

「錺」について

「餝」ははじめて見た…という方も、おそらく「飾」は見たことがあると思います。「服飾(ふくしょく)」や「装飾(そうしょく)」など、暮らしに関わる分野の単語にも使われているため、なじみ深い漢字の1つですよね。

しかし、実はあまり一般的に使われないような意味も持っているんですよ。

「飾ること」を意味するだけの言葉だと思っている方も多いかもしれませんが、実は「商品などをきれいに並べること」も「かざり」と言います。また、なんと「頭髪」のこともこの言葉で表すことができるそう(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。

今までよく使ってきた漢字や言葉に、自分の知らない意味があることを知ると、驚きと同時に日本語の面白さに気付かされますよね。

ちなみに「金属で、かんざし、金具などの細かい装飾品を作る職人」のことを「錺職・飾職(かざりしょく)」と呼ぶそうです出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。この機会に、併せて覚えておきましょう!

まとめ

いかがでしたか?

「錺」は「かざり」と読みます。

今後も様々な難読漢字をご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!