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「不束」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2023.5.12
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今回ご紹介する難読漢字はこちら! 「不束」です。

さて、いったいなんと読むのでしょうか?

「不束」の読み方!

「束縛(そくばく)」や「束帯(そくたい)」などの言葉では、「束」を「そく」と読みますよね。

実は、この言葉の読み仮名は4文字になります。

「不束者ですが〜」なんて、耳にしたことはありませんか?

それでは、正解を発表します。

正解は「ふつつか」でした!

「不束」について

「束」は「束の間(つかのま)」などの言葉で「つか」と読みますよね。そのため、「あれ、ふつかは3文字だから、もしかしてふつつかかな?」と推測し、正解にたどり着けた方もいらっしゃるかもしれません。

それでは、「不束」について、辞書で確認してみましょう。

① 太く丈夫なさま。
② 太くいやしげなさま。下品でぶかっこうなさま。不細工なさま。
③ 風情がないさま。無風流なさま。無骨なさま。
④ (「ふつづか」とも) 心が至らないさま。ゆきとどかないさま。不調法なさま。
⑤ 江戸時代、吟味筋(刑事裁判)の審理が終わり、被疑者に出させる犯罪事実を認める旨の吟味詰(つま)りの口書の末尾の詰文言の一つ。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

「え、こんなに意味があるんだ!」と驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。

そして「あれ、そうなると不束者(ふつつかもの)って、いったいどのような人のことなんだろう…?」と疑問が湧いてきたのではないでしょうか。

正解は「太く丈夫な人」…ではなく、「ゆき届かない人。無骨な人」のことです(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。そのため、「不束者ですが、よろしくお願いいたします」というテンプレートな挨拶は「ゆき届かないところもある人間ですが、〜」という意味になります。この機会に、併せて覚えておきましょう!

まとめ

いかがでしたか?

「不束」は「ふつつか」と読みます。

今後も様々な難読漢字をご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!