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女優のん、いつか大人になって。

  • 2022.6.23
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「可愛い」の代名詞ともいえる女優のん。その愛くるしい表情は永遠の少女のようで、時に少年のよう。そんな彼女が、いつもより少し背伸びをして初めましての洋服に着替えたら。いままで見たことのない、新しい女優のんになった。

2022年春夏コレクションによせてヴィルジニー・ヴィアールはこう話している。「私はいつも、そこはかとなくロマンティックで、ちょっとしたミステリーを感じさせるものが好きなのです」。女優のんが今回纏ったのは大胆なワンショルダー、そして幾千ものスパンコールが輝くブラックドレス。まさにロマンティックでミステリアスなムードが似合う、大人の女性を体現した。

ドレス¥1,124,200、シューズ¥168,300、ネックレス¥136,400/以上シャネル

オーバーサイズのコートに、鋭いトウのサイハイブーツ。切りっぱなしのヘムとドロップショルダーで、少しの遊び心を漂わせたマスキュリニティ。黒は誰もが挑戦しやすいベーシックカラーであり、万人に似合う色。だからこそ、未知なる可能性を秘めている。着る人の新しい個性を引き出すオールブラック。

コート¥453,200、ブーツ¥293,700、中に着たタートルネックのトップ(参考商品)/以上バレンシアガ(バレンシアガ クライアントサービス)

幼少期のアレッサンドロ・ミケーレにとって、まばゆい星のように輝き、夢にあふれる存在だったハリウッド。そのハリウッドを舞台に、映画の世界への憧れを託した「GUCCI LOVE PARADE」コレクションから。そこは才能ある一握りの人が、スターへと変貌を遂げていく街。総レースのイブニングドレスの上に真っ白なファーコートを羽織り、夢のような世界に思いを馳せて。

ファーコート¥1,155,000、ドレス¥935,000、ソックス¥23,100、シューズ¥143,000 /以上グッチ(グッチ ジャパン)

ピーター・ミュリエを新たにクリエイティブ・ディレクターに迎えたアライア。女性らしさを際立たせるボディコンシャスなシルエットは、女性たちに驚きと喜びをもたらしてくれるはず。フレンチシックの象徴であるレオパード柄で、自身の新しい一面に出合って。

ドレス¥323,400(予定価格)/アライア(リシュモン ジャパン アライア)リング(右手のグリーン)¥71,500、(左手のブラック)¥77,000/ともにラスト ダンスイヤリング¥18,260/モニーズ(ドーバー ストリート マーケット ギンザ)

もしも大人の女性がチュールを嗜むなら。甘くなりすぎないよう、あえて1枚で潔く着こなしたい。ジャケットとパンツをドッキングしたようなジャンプスーツに、無数のフリルをティアード状にあしらって。美しい赤は、ロマンティックにもクールにも表情を変える。

ジャンプスーツ¥132,000/ヴィヴィアーノグローブ¥16,500、タイツ¥39,600/ともにアンダーカバーシューズ¥204,600/ロジェ ヴィヴィエ(ロジェ ヴィヴィエ ジャパン)

温かさと冷ややかさ、柔らかさと硬さ。気品とエレガンスの象徴ともいえるベージュの中で、そのコントラストを楽しんで。

ムードコート¥99,550、パンツ¥36,850/ともにザ・リラクス中に着たジャケット¥82,500、ブラウス¥36,300/ともにノワール ケイ ニノミヤ(コム デ ギャルソン)斜め掛けしたチェーンベルト¥102,300/ロジェ ヴィヴィエ(ロジェ ヴィヴィエ ジャパン)シューズ¥133,100/セルジオ ロッシ(セルジオ ロッシ カスタマーサービス)

1970年代に登場した剣を描いたスカーフ「クリケティス」のパターンを再解釈。ルーズシルエットのコットンシャツとパンツに落とし込む。古きよきものに理解を示し、モダンにアップデートしていく。それは知的な大人にこそふさわしい、ファッションとの向き合い方。

シャツ¥333,300、パンツ¥343,200/ともにエルメス(エルメスジャポン)グローブ¥16,500/アンダーカバーネックレス¥46,200/プティローブノアーシューズ¥94,600/ロジェ ヴィヴィエ(ロジェ ヴィヴィエ ジャパン)

NON1993年生まれ。近作に映画『星屑の町』『私をくいとめて』(ともに2020年)。脚本、監督、主演を務めた映画『Ribbon』が現在公開・配信中。今夏にはさかなクンの自叙伝を映画化した沖田修一監督の『さかなのこ』が公開予定。主演さかなクンを演じる。

●問い合わせ先:シャネル カスタマーケア0120-525-519(フリーダイヤル)バレンシアガ クライアントサービス0120-992-136(フリーダイヤル)グッチ ジャパン クライアントサービス0120-99-2177(フリーダイヤル)リシュモン ジャパン アライアtel : 03-4461-8340ラスト ダンスlastdance.theshop.jpドーバー ストリート マーケット ギンザtel : 03-6228-5080ヴィヴィアーノtel : 03-6325-6761アンダーカバーtel : 03-3407-1232ロジェ ヴィヴィエ ジャパン0120-957-940(フリーダイヤル)ザ・リラクス フィッティングハウスtel : 03-6432-9710コム デ ギャルソンtel : 03-3486-7611セルジオ ロッシ カスタマーサービスtel : 0570-016600エルメスジャポンtel : 03-3569-3300プティローブノアーtel : 03-6662-5436

*「フィガロジャポン」2022年6月号より抜粋

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