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ブルータス編集部の本棚 vol.1『ぜーんぶ電鍋!』

  • 2022.8.8
ブルータス編集部の本棚 Vol.1 『ぜーんぶ電鍋!』

『ぜーんぶ電鍋!』著・山田英季

『ぜーんぶ電鍋!』(主婦の友社)
台湾でも生活に溶け込んでいる「電鍋」。本場の方のちょっとした技は、ぜひ参考にしたい。
『ぜーんぶ電鍋!』(主婦の友社)
料理名の隣にある山田さんの一言を読むだけで、料理をしたくなるし、お腹がペコペコになります。

〈大同電鍋〉といえば、台湾好きはすぐに反応します。昭和時代を思い出す愛らしいレトロデザインの、通称「電鍋」。60年以上前に炊飯器として売り出されたものの、これが調理器具としても優れている。

そこで、山田英季さんが水蒸気で調理する69のレシピを考え、一冊にまとめたのが『ぜーんぶ電鍋!』。台湾料理から洋食やデザートまで、炊く、煮る、蒸す、温める。この調理器具は、山田さんの料理のようだ。見た目も味も優しくて、なにより超カンタン。電鍋調理は材料を入れてスイッチを押すだけなのだ。そして、いつも食べる人や作り手、食事のシーンに思いを馳せているから、どの料理もあったかくておいしいのだ。


Information

『ぜーんぶ電鍋!』(主婦の友社)

『ぜーんぶ電鍋!』(主婦の友社)

台湾生まれの“電鍋”は、台湾の家庭では一家に一台以上持つと言われる、国民的家電。炊飯からメインのおかず、スープ、スイーツまで、これ一台で完結!料理初心者でもズボラさんでも失敗知らず。簡単料理から作り置きにの副菜、2品一気に作れる同時調理や、おもてなし料理まで。電鍋に魅了される山田英季さんならではの69レシピを紹介。

著・山田英季 1,500円

profile

鮎川 隆史(BRUTUS.jp)

あゆかわ・たかし/主にBRUTUS.jp担当。雑誌編集者歴24年。昨年までは本誌編集者としてファッションのほか、カレー、餃子、台湾、京都、映画などの特集に携わる。趣味は釣りと波乗り。性格は“テキトーすぎる”とか“呑気で頑固”などと言われがち。自分としては、楽しければだいたいOK。

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