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「辛夷」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.9.25
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今回ご紹介する難読漢字はこちら! 「辛夷」です。

実は、こちらには2つの読み方があります。1つは比較的簡単ですが、もう1つはかなりの難問なんですよ…!

さて、いったいなんと読むのでしょうか?

「辛夷」の読み方!

それでは、まずは1つ目の読み方のヒントです!

「辛」は「辛い(からい)」や「唐辛子(とうがらし)」など「から(がら)」と読むことが多いですが、「辛夷」は「からい」という読み方はしませんよ。「香辛料」や「辛辣」のときと同じ読み方をします。

さて、もう1つはかなりの難問です。ノーヒントで読める方は少ないかもしれません。そこで、「辛夷」の別表記をお伝えします!

それは「拳」です。いかがでしょう、これでピンときた方も多いと思います。

それでは、正解を発表します!

正解は「しんい」、そして「こぶし」でした。

「辛夷」について

「しんい」は比較的簡単に読めた方も多いかもしれません。しかし、「こぶし」を読めた方はなかなかいなかったと思います。ただ、ヒントの「拳」を見れば、答えにたどり着けたかもしれませんね。

さて、それでは「辛夷(こぶし・しんい)」とはいったいどのような意味なのでしょうか?

モクレン科の落葉高木。山野にみられ、葉は幅広の倒卵形。春、葉より先に、大形の香りのある白色の6弁花をつける。秋に実が熟すと裂けて赤色の種子が垂れ下がる。名は、つぼみが子供の握りこぶしに似ているのに由来。やまあららぎ。こぶしはじかみ。しんい。《季 春》

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

 

「こぶし」という読み方を持っているものの、人の身体の一部を表すわけではなく、植物の名前でしたね。ただ、由来はまさに「子供の握りこぶしに似ている」からなんだそう。

名前だけでなく、その生態もとてもユニーク。葉より先に花ができるなんて、そのような植物もあるんですね…!

ちなみに「しんい」は「コブシ・タムシバなどの花のつぼみ。乾燥させて、漢方で頭痛や鼻炎などに用いる」(出典:『デジタル大辞泉』/小学館)とのことですよ。併せて覚えておきましょう!

まとめ

いかがでしたか?

「辛夷」は「しんい」「こぶし」と読みます。

ぜひこの機会に覚えて、ご家族やご友人にも教えてあげてくださいね!