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「蕃椒」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.10.16
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今回ご紹介する難読漢字はこちら! 「蕃椒」です。

読み方は2つありますが、片方は字面から想像するのはかなり難しいかもしれません…!

さて、いったいなんと読むのでしょうか?

「蕃椒」の読み方!

それでは、早速「蕃椒」の読み方を発表します。

2文字目は「胡椒(こしょう)」や「山椒(さんしょう)」などにも含まれていますよね。そこから、「蕃椒」の読み方を「ばんしょう」とお考えになった方も多いかもしれません。

…大正解! たしかに「ばんしょう」と読みますよ。しかし、まだもう1つ読み方があります。

字面からは想像もできない読み方なので、多くの方が悩んでいるかもしれません…。

それでは、ここでヒント!

この読み方をする場合、「蕃椒」は「唐辛子」と書くこともできます。

…もうわかりましたよね?

そう、もう1つの読み方は「とうがらし」でした!

「蕃椒」について

「とうがらし」は麻婆豆腐やチゲ鍋、豚キムチなど様々な料理に入っている、私たちにもおなじみの食材ですよね。

しかし、基本的にひらがなやカタカナで書いたり、漢字では「唐辛子」と書くことが多いため、「蕃椒」と表記できることをご存知の方は少なかったかもしれません。なお、「ばんしょう」は「とうがらし」の漢名になります。

さて、それでは「とうがらし」とはどのような植物なのでしょうか? この機会にしっかり確認しておきましょう!

ナス科の一年草。南アメリカの熱帯地方の原産で、日本へは慶長年間(一五九六‐一六一五)に渡来し、畑に栽培され、品種が多い。高さ四五~七五センチメートル。葉は卵状披針形で長柄をもち対生する。(中略)漢名、蕃椒・辣椒。そらみとうがらし。なんばんごしょう。こうらいごしょう。《季・秋》

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

そう! 大きさがまるで違いますが、実は「蕃椒」と「茄子(なす)」は同じ科に属しているんです。たしかに、よく見るとなんだか似ているところもあるような…?

ちなみに「蕃椒」以外にも、実は「蕃茄(トマト)」や「馬鈴薯(じゃがいも)」もナス科の植物なんですよ。

まとめ

いかがでしたか?

「蕃椒」は「ばんしょう」「とうがらし」と読みます。

ぜひこの機会に覚えて、ご家族やご友人にも教えてあげてくださいね!