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「粔籹」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.6.29
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日本の食卓に欠かせない食材の1つである「米(こめ)」。炊きたてほかほかの状態は、おかずなしでも十分おいしく食べられちゃいますよね!

さて今回は、そんな「米」に関する難読漢字「粔籹」をご紹介します。みなさんは、正しく読むことができますか?

「粔籹」の読み方!

「巨」も「女」も小学校で習う簡単な漢字ですよね。しかし、今回はこれらに「米偏(こめへん)」がついています。もちろん「きょおんな」なんて読み方はしませんよ!

読み仮名は3文字で、とあるお菓子の略称となっています。字面からもわかるように、原材料に「米」が使われていますよ。

サクサク食感でお茶のお供にもぴったりな「あられ」を想像した方もいらっしゃるかもしれません。でも、それは不正解! 

はたして、気になるその読み方は…?

「おこし」でした!

「粔籹」について

「粔籹」は読み仮名3文字で「おこし」と読み、この場合「興」と書くこともできます。ちなみに、読み仮名4文字の場合「きょじょ」と読むこともできますよ。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、「いったいどんなお菓子なの?」と困惑されている方もいらっしゃるかもしれません。この機会に、辞書で詳細を確認してみましょう!

「粔籹」は「粔籹米(おこしごめ)」の略称のため、こちらで調べてみました。

〘名〙 蒸した糯米(もちごめ)を乾かし、炒(い)ったもの。また、それに胡麻(ごま)や胡桃(くるみ)などを加え、水飴に砂糖や蜜などをまぜたものでまぶして固めた菓子。糯米以外の材料をつかったものもある。おこし。

出典:『精選版 日本国御大辞典』小学館

 

東京都の浅草を観光したことのある方は、当地でお土産に「雷粔籹(かみなりおこし)」をご購入されたかもしれません。名前の通り「粔籹」の1種ですが、なぜ「雷」とつくのでしょうか?

それは「江戸浅草の雷門前で売ったところからいう」からなんだそうですよ。「粔籹」にはほかにも種類があるため、気になる方は調べてみてはいかがでしょうか?

まとめ

いかがでしたか?

「粔籹」は「おこし」と読みます。

字面からは想像もできない読み方でしたね! でも、そのような漢字・言葉はほかにもたくさんあるんですよ。

今後もご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!

 

※参考文献:『精選版 日本国御大辞典』小学館