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「貽鮨」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.7.12
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今回ご紹介する難読漢字は「貽鮨」です。

ひと目見ればわかるように、こちらは「鮨(すし)」の1つとなっています。なんでも、とってもおいしいそうですよ…!

読み仮名は3文字です。さて、いったいなんと読むのでしょうか?

「貽鮨」の読み方!

それでは、早速「貽鮨」の読み方を発表します。

「貝偏(かいへん)」が使われてますが、「かいすし」と読んだ方は不正解! 先述したように読み仮名は3文字なので、1文字オーバーしてしまいます。

しかし、考え方は間違っていませんよ。たしかに「貽鮨」は、とある貝を使った「鮨」を表しています。

それでは、最後にヒントです! 「貽鮨」は「貽貝」を使った「鮨」のことですよ。

…これでわかった方も多いと思います。

正解は「いずし」でした!

「貽鮨」について

ヒントでお伝えした「貽貝」は「いがい」と読みます。こちらをご存知だった方ならば、すぐに「貽鮨(いずし)」と読むことができたかもしれませんね。

さて、それではこの「鮨」に使われる「貽貝」とはどのような貝なのでしょうか?

〘名〙 イガイ科の二枚貝。日本沿岸に広く分布し、岩礁に足糸という細い糸をだして付着する。三角形で、殻長約一五センチメートル。外面は黒褐色、内面は真珠色。肉は春に美味で、乾燥したものを淡菜という。あかがい。いいがい。せとがい。いのかい。ひめがい。にたりがい。からすがい。しゅうりがい。東海夫人。《季・春》

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

ご覧の通り、「あかがい」や「いいがい」など様々な異名があるみたい。中でも「東海夫人」は、かなり変わっていますよね…!

ちなみに「貽貝」を使った料理には、ほかにも鳥取県の郷土料理に「貽貝飯(いがいめし)」というものがあります。「盆のおもてなし料理」として古くから伝わり、6月頃から食されているそうです。

まとめ

いかがでしたか?

「貽鮨」は「いずし」と読みます。

「貽貝飯」とともに、機会があればぜひ食べてみてくださいね!

 

※参考文献:農林水産省HP