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フォトグラファーのメアリー・マッカートニーが明かす、デビアス「Moments of Light」の撮影秘話。

  • 2015.10.7
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「Moments in Light」撮影中の合間に。メアリー・マッカートニー(右)とミュージシャンのダイアナ・クラール(左)。

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9月にロンドンでお披露目された、デビアスの2回目となる「Moments of Light」プロジェクトで、今回もキュレーターを務めたメアリー・マッカートニー。自身も才能溢れるアーティストのひとりだ。そんな彼女に、世界的に活躍する4人の女性を撮影した印象をはじめ、ポートレートへ取り組み方、魅力的な女性でいるための秘訣を聞いた。

——前回に続き、キュレーターに選ばれた感想は?
今回も才能溢れる女性たちに会えて、そして撮影できる素晴らしい機会をもらえて、本当に幸せに思っているわ。彼女たちと一緒に過ごした時間はとても刺激的だったし、満足感でいっぱいだった。

——今回の撮影を通して感じた、才能溢れる4人の女性のそれぞれの印象を聞かせてください。また、共通する魅力は何だと思いますか?

デビアスの「Moments in Light」にふさわしいのは、独創性があって、アーティスティックでエネルギーに満ちた女性。今回選ばれた4人は誰もがみな、それ以上の魅力に溢れていたわ。ダイアナ・クラールは、正真正銘、素晴らしい才能のあるミュージシャンよね。ザハ・ハディッドは世界でもっともクリエイティビティ豊かな女性建築家のひとりだし、モデルのリヤ・ケベデは、自身で立ち上げた服のブランド(lemlem)を通じて、女性をサポートする活動に情熱を持って取り組んでいるわ。カレン・モクはと類稀な才能を持った天性の女優&シンガーという印象。そんな彼女たち4人に共通する魅力は、みんなきらきらとした個性があって、何にでも一生懸命で才気が溢れていることね。

——キュレーターとして、そしてフォトグラファーとして、今回の撮影でもっとも注力したポイントは何ですか?

今回のポートレートは、自然光の効果を使って、美しく輝く女性の魅力をシンプルに表現したいと思ったの。そのためにも、それぞれのキャラクターを熟慮し、彼女たちらしさを写真のなかで一層際立たせ、映し出すことにフォーカスしたわ。今回トライしたような視覚的によりクリーンな写真だから、彼女たちの魅力を最大限に引き出せたんじゃないかしら。メアリー・マッカートニー

1969年ロンドン生まれ。写真家。父は元ビートルズのポール・マッカートニー、母は写真家のリンダ・マッカートニー、妹はデザイナーのステラ・マッカートニー。ベジタリアン料理のレシピ本を出すなどマルチな才能で活躍。

ーーモデルとなった女性たちには作られた美ではなく、パーソナリティと個性に裏打ちされた自然体の美しさが感じられますが、その魅力を引き出すためにポートレート撮影で必ず行うことはありますか?

被写体と一緒に作品を作り上げていく作業が好きなの。自分がこうしたいという思いを押し付けるのではなくてね。だから、事前にお互いをよく知るために十分話し合う。一緒に考えたアイディアだからこそ、リラックスしたなかで撮影ができるし、その結果、一歩踏み込んで、彼女たちそれぞれの個性や奥深さを写真で捉えることができたのだと思うわ。

ーーダイヤモンドの輝きを身につけると、被写体にどんな変化を感じますか

すべての女性がジュエリーを身につけることで、どれほど輝いてみえるか! 彼女たち4人もダイヤモンドの眩いきらめきと共に、デザインの美しさについて語っていたけど、私が思うに、スペシャルな気分になれるというのが一番よね。

ーー前回、キャリアにおいてもっとも輝く瞬間(Moments in Light)として、エンパイア・ステートビルの103階で撮影をしたことをあげていましたが、日常生活での輝く瞬間(Moments in Light)はどんなときですか?
晴れた気持ちのいい日にロンドンの街をふらり散歩しているとき。そして、今ここにある暮らしを大切に思い、そのことに感謝するときかしら。もちろん、家族と過ごす時間もね。郊外に行って一緒に乗馬をすると、いつもと違った景色を馬の上から見られるでしょ。それで、私自身とてもリラックスできるの。

ーー女性として輝き続けるために、日々努力していることはありますか?

自分の感情に素直にいられるようにすること。都会で忙しい毎日を送っていると大切なものを見失ったりしそうになるときもあるわ。だから今は、少しずつペースダウンしようとしているところ。いつもそうすることは簡単じゃないけど、少しでも多くの瞬間に感謝できるようにね。

参照元:VOGUE JAPAN

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