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[第13回]ピンクはやせる色!? 停滞期を脱出して62kg→56kgにやせた体験談 #教えてダイエット王子

  • 2022.6.19

ダイエット王子の元に相談にやってきたのは、事務職のお仕事をされているAさん(40歳)。「2年前から週に1~2回ホットヨガに通い、食事も気をつけているのにやせられません…!」そんなAさんのお悩みに対してダイエット王子の小山先生がアドバイスした内容とは!? さっそく本編へ!

今回はメーカーで事務職をされているAさんのお話しです。「よろしくお願いします!」 「2年前からダイエットをはじめられたとか! 成果はどうでしょうか?」「体重は2kgほど落ちたんですがそこからぱったりと動かなくなってしまって…」「そうでしたか…体重以外はどうでしょう?」「ホットヨガのおかげで肌の調子がよくなってむくみも減った気がします」「いいですね! その2つはまさにホットヨガの2大効果ですね!」「食事の内容もなかなかヘルシー。体を動かす習慣もある。ちょっといろいろお聞きしてみてもいいですか?」「はい!」「まず睡眠時間やサイクルはどうですか?」「大体12時に寝て朝6時過ぎに起きてます」「なるほど! いい感じ! では睡眠の満足度はどうでしょう!」「寝つきは悪かったり途中で起きたり…イマイチかもです」「そうですか! これはヒントになりそう! 湯船にはつかりますか?」「シャワーですませることが多いです」「お! ちなみに日々のストレスってどんな感じですか?」「え?」
「ストレスってダイエットと関係あるんですか!?」「超!絶!!関係あるんです!!!」「10点満点で、10がストレスフル1がストレスを感じてないとしたら最近は何点くらいに感じますか?」「12点です」「あらら10点を超えちゃった。でもAさんがやせないのは間違いなくそれだー!!」「!?」じつはストレスって僕の専門分野なんです。Aさんはとんでもないストレスを抱えて日々を過ごしていました。「かわいそう…かわいそうに…」「Aさんこんな話を聞いたことありますか?」「え?」「ストレスがかかると生きものは全般太るって」「え? 初耳ですそうなんですか?」
僕たち動物ってストレスがかかると明日の命が危ないと感じて栄養をつけなければ!と食欲増進ホルモンというのを分泌させちゃうんです。「お腹が空いてないのに甘いものを食べたりしません?」「たしかによくあります」「でもこれ、何も悪くないむしろ正常なんです。さらに明日の命のために食べたものだからと体は代謝抑制ホルモンを出して体内にキープさせようとします」「えー!」「Aさんのダイエット成功のカギは間違いなくストレス対策です! 大丈夫!絶対にイケます!ストレスオフすればやせるし楽しくなるし! 幸せな毎日を目指しましょう!」「先生、うれしいです!よろしくお願いします!」ということで…
僕のなかでは完全に「ストレス対策でダイエットが成功する!」という確信ができました。 「ダイエット・健康増進・そして人生の幸せには内分泌系と言われるホルモンなどの分泌を正常化することが絶対必須条件なんです!」今回はとくにストレスオフと関係しているホルモンにアプローチしつつ、いろいろな角度からストレスオフをして成功へ導いていきます! ◎主たるストレスの原因を特定する、◎かかってしまっているストレスを発散する方法を見つける、◎そもそもストレスを感じにくくなるAさんになる! Aさんにはこの3つにとり組んでもらいます。「どんなときにストレスを感じているかちょっとゲームしますか?」「やってみたいです!」「では!このシートを埋めてみてください!」

<ストレスチェックシート>

Aさんが使った、どの項目にストレスを感じているか、がわかるチェックシートです!

自分のことは自分がいちばんよく知らないもので…「ストレスチェックシートをやってみてどうですか?」「予想通り仕事が10点の最高点になっちゃいました」「そうでしたか~かなりストレスフルなんですね。具体的にどんなところにストレスを感じていますか?」「上司との人間関係ですね」「人間関係かー!まかせてください!僕めっちゃ得意です!」「心強い!」「お仕事以外はどうでした?」「環境になるでしょうか。満員電車に思った以上にストレスを感じているのと、自分の考え方や性格に思った以上にストレスを感じていたのは意外でした」「Aさんすごいです!」心理学的には人間「自分がいちばん自分のことを知らない」なんて言います。みなさま…
自覚している「顕在意識」と無自覚な「潜在意識」があるという話をどこかで聞いたことがあるでしょうか。顕在意識が1割、潜在意識が…9割といわれ、僕たちが自分のことをたった1割しか気づけてないんです。一方で危険や損得を判断する必要があることから生きものは周り・他人のことにはいろいろと気づける特性を持っています。よって自分が自分のことをいちばん知らないなんて言われるのですが、Aさんは簡単なチェックシートセッションで自分のことに気づけてすごい!となるワケなんです。 「なんにせよ人間の成長や問題解決にはまず『現状を知る』ということが絶対に必要なので」「Aさんすごい!最高です!これで現状を知れましたよ!」「ん!? なんかよくわからないけど勇気がわいてきました!」
Aさんの主なストレスは、仕事における人間関係、満員電車、自分の性格や考え方が、起因しているということをキャッチできました。まさにこの原因は人間のストレッサー3大要素でした。「はい! まずは会社の人間関係から考えていきましょう!」「はい!」「具体的にはどんな感じなんでしょうか」「直属の上司がネガティブ発言の多い人で指示だけでなくイヤな表情・独り言ため息もずっとついてて…」「それはつらい…現状がどうなるとうれしいですか?」「別の人に変わってくれたらうれしいです!」「出た! 本音!! でもそうはいかないので自力でできること探してみますか!」「そうですねー!!」
「自分ができることの範囲でこんなことが起きてくれたらっていうことはありますか?」「できるだけ接触しない見ないってことかしら…」「イイじゃないですか! 人間関係のポイントのひとつに距離の最適化があります」「最適化?」「人間関係は『あるべき論』にとらわれがち。そこを『本当はどうしたいか』で動くのがよい作戦なんです!」上司だから時間を共有すべき➡上司だけど距離をおく。人間思ったよりも簡単にできそうな対策もこのように人と話さないと気づけなかったりするものなんです。「あるべき論を外したらなんだかとってもスッキリしました!」「よかった! それができたら職場ストレス何点くらいになりそうですか?」「3・4点になっちゃうと思います!」「イイですね!10点が3点に! ちなみに…人間関係のストレスを外しやすくする裏技が…それは…」「それは?」
「ピンクです!」「ピンク!? え? なんですかかわいい!」 あるアメリカの刑務所で内装をすべてピンクに変える実験が行われました。それまでケンカや暴力的な事件が多発していたがそれ以降は激減。世界中で内装をピンクにする刑務所が増えたという…ピンクの力は実証されているんです!「え~ピンクにしただけなのに」「すごいですよね! 凶暴性がなくなって相手を許せたり争う気持ちがなくなっちゃうそうです」「小物をピンクにしたりピンクに囲まれるといいそうなのでお風呂にピンクの入浴剤もいいですよ!」「早速買って帰ります!」Aさんはピンク生活を始め上司との距離をうまくとりストレスダウン。満員電車には1時間早く家を出てカフェ読書の時間をとることで対策しました。
結果…ストレスが減ったAさんは食欲増進ホルモンのせいで食べていたお菓子・食事の量が減り心身共に軽量化! ホットヨガの回数も増え…3か月で6㎏の減量に成功です! 今は…というと性格や考え方について一緒にセッションしているところです。ストレスオフをするそれだけであなたの暮らしが変わるかもしれませんよ!まずは今の「現状を知る」こと!チャレンジしてみてくださいね!

イラスト/猫嶋いおり

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