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娘がワインを飲む横で、夫が夕飯の準備。家事は分担、を当たり前にする秘訣【日登美のタベコト in Berlin・25】

  • 2022.6.18
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ベルリン在住で6人の子どものお母さん。モデルとして活躍する傍ら「台所から子育て、暮らしを豊かに」をコンセプトに、オンライン講座とウェブサイトを主催している日登美さんによる、「食」からはじまるエッセイです。

台所の分担もベルリンスタイルで楽しく

ドイツでは共働きが多いせいか、家事は分担が当たり前。子どもの送り迎えからスーパーの買い出しだって、パパがひとりで子どもを3人くらい連れてという風景も日常なのがベルリン。そんなわけだから当然、台所だって分担よ。何も無理矢理やらせようっていうんじゃないんです。でも奥さんばかりが台所に立つ必要もないでしょう? 美味しいご飯を作ったら、後片付けを担うくらいは常識レベル。座って食べて何もできないなんて時代遅れです。そんなパパを見て育つから、もちろん子どもたちだって、そういうもんだってなるわけで。できる男子を育てたいなら、まずは大人たちから、なのね。

娘はワインを飲みながら待ち、夫はピザを作ってます。マダァ? お腹すいたぁ(笑)
魚も夫の役割。滅多に食べられない刺身を綺麗に捌いてくれました。料理の分担最高!
パニーニも夫作。普通のご飯は私担当、ちょっとワクワクするご飯は夫担当のようです。

我が家も娘たちがワイワイ言いながら夫がピザを焼く、というのがスタイル。分担も義務になっちゃうと今度は男性サイドもつらくなっちゃうから、押し付け合いでなく、好きなこと、得意なこと、できる方ができる時にというスタンスを自然と作ればいいだけ。夫はピザが得意だからその時は私は食べる役、片付け役。普段のご飯は私が作っちゃう方が楽だから私が、という感じで、気楽にやってます。

そう。暮らしの中の「こうあるべき」を一旦外してしまうと、楽になっていくのです。そういう意味でいろんな文化に入ってみるのっていいかもしれません。そしてどんどんいいとこ取りをして、みんながハッピーになれる、得意を活かせる環境を構築していけたら。それをまずは日々の食卓から実践して行けたらいいなぁと思っています。

後片付けにもどんどん勤しんでもらいましょう! 親の背中を見て子は育つ! なんちゃって!
日々淡々と地味なご飯は私担当。こういう日常も大事だよね。
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