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戸籍抄本と謄本の違いはなに?違いを知ればなるほどスッキリ!

  • 2022.6.18

公的な手続きや申請、重要な届け出などを出すときなどに提出を求められる戸籍謄本(こせきとうほん)や戸籍抄本(こせきしょうほん)。 あまり深く考えず言われるままに用意することが多いと思いますが、この2つの違いについてはっきりと分かりますか?

もしあまり良くわからないという方は、ぜひこちらの記事で一度確認してみてくださいね。

見出し戸籍抄本と謄本の違い

 

謄本と抄本は一体何が違い、それぞれどのような意味なのでしょうか?

戸籍抄本

戸籍抄本というのは、戸籍の内容の一部のみを抜粋した写しのことです。 戸籍にはその戸籍に入っている全員分の事項(情報)が記載されていますが、その中から一個人のみの事項を抜き取って写したのが戸籍抄本です。 そのため「戸籍個人事項証明書」とも呼ばれます。

抄本の意味

抄本には原本の一部を書き写した書類、一部を抜き書きした書物という意味があります。 戸籍の一部を書き写した書類だから、戸籍抄本というのですね。

戸籍謄本

戸籍謄本というのは、その戸籍に入っているすべての人の事項(情報)をそっくり写したものです。 そのため「戸籍全部事項証明書」ともいいます。

抄本には一人分の事項しか記載されていませんが、戸籍謄本を取ると全員分の情報が載っています。

謄本の意味

謄本には原本の内容を同一の文字・符号などにより全てにわたって完全に転写した文書という意味があります。 原本の内容を証明するためにすべて、かつ完全にというのが謄本です。

謄本の謄という漢字は、訓読みで「うつす」とも読みます。

戸籍ってなに?

 

謄本と抄本の違いは判りましたが、そもそも戸籍とどのようなものなのでしょうか? よく聞く住民票と何が違うのかわかりますか?

住民票との違い

戸籍と住民票は似ているようで全く違うものです。 一番の違いは住民票は今どこに住んでいるのかという、住民の居住に関することを証明する公の書類なのに対して、戸籍は本籍地にあってその人の身分事項を証明するものであるということです。

戸籍は人の出生や死亡、婚姻、離婚、縁組などが記載された公文書です。

戸籍を管理する市町村が本籍地となり、その戸籍の一番最初に記載されている筆頭者、そしてその戸籍に在籍する全員の氏名と生年月日、父母や子などの続柄、出生日や出生地、婚姻日などが記録されています。

戸籍が必要な場合

 

相続の手続き

相続手続を行う際には、相続を行う人が死亡していること、そして誰が相続するのかということを明らかにするために戸籍を提出する必要があります。

死亡保険金の請求

死亡保険金の支払いを請求する際は、被保険者が死亡していること、被保険者と受取人の関係を明らかにすることなどの必要性から戸籍の提出が求められます。

パスポート申請

パスポートを申請するのにも戸籍が必要となります。 日本人であることとその身分関係を証明するためですが、本人の事項だけが確認できれば良いので戸籍抄本で十分です。

年金請求

年金の受給を開始するときにも戸籍が必要です。 本人の身分関係を明らかにするためですが、年金の種類によって提出する戸籍の種類も違ってきます。

普段は戸籍を取ることがあまりないので、住民票などと違って目にする機会も少ないものですが、このように何か重要な手続きをする際には、身分を証明する大切なものとなります。

戸籍抄本・謄本の取得方法

 

戸籍抄本や戸籍謄本を取るときは、本籍地の市町村役場の窓口で請求します。 本人が遠方にいたり、何らかの理由で直接窓口に行けない場合は、代理の人に頼むこともできます。

本人の配偶者や祖父母、父母、子、孫などの直系の親族なら本人の代わりに請求できますが、それ以外の第三者が行く場合は委任状が必要で、かつ一定の要件を満たしていることが条件です。

郵送でも請求可能

 

役所の窓口に直接行けない場合は、郵送で取り寄せる方法もあります。

戸籍がある市町村のホームページで確認するか、もしくは電話で直接問い合わせをして必要な書類や返信用封筒を郵送すると、後日郵便で戸籍謄本や抄本を郵便で送ってくれます。 届くまでにかかる日数を見越して、ある程度余裕をもった日程で請求することが必須です。

コンビニ交付も可能

 

本籍地の役所が対応していれば、コンビニで交付を受けることもできます。 それにはマイナンバーカードが必要になりますので、持っていない人は住民票のある役所で先に発行してもらわなければなりません。

ただし、まだあまり普及していない方法であり、コンビニ交付に対応していない自治体も多くあるので注意してくださいね。

まとめ

戸籍と一口に言っても、戸籍抄本と謄本では必要な場面が違いますし、ここではご紹介していない戸籍もあります。 取得する際には、間違いのないようきちんと確認してから手続きをしないと、いざというときに慌ててしまう恐れもありますよね。自分の身分や自分が日本人であることを証明してくれる戸籍を一度取り寄せてみるのもいいかもしれませんね。

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