デビュー9周年を迎えたBTS（防弾少年団）、まだ来てない最高の瞬間に向かって“初心”に戻る

BTS（防弾少年団）が本日（6月13日）、デビュー9周年を迎えた。

去る9年間、K-POP界を揺るがし、韓国の大衆音楽史を塗り替えたBTSは、今後の新しい10年に向けて再び一歩を踏み出す。

BTSは6月10日、3枚組の新アルバム『Proof』を発売し、『Butter』以来、約11カ月ぶりに新曲で帰ってきた。

BTSの今回のアルバム『Proof』は、デビューから9年の歴史を盛り込んだアンソロジー（Anthology）アルバムで、BTSの過去と現在、そして未来に対するメンバーたちの考えを盛り込んだ曲で満たされた。

タイトル曲『Yet To Come (The Most Beautiful Moment)』をはじめ、『RUN BTS』『For Youth』の新曲3曲と、歴代アルバムのタイトル曲、メンバー7人の多彩な魅力が際立つソロ曲とユニット曲、未発売曲、スペシャルバージョンなど3枚のCDに計48曲が収められた。

初心に戻ったBTS

BTSが歩んできた時間をそっくり盛り込んだ今回のアルバムを通じてメンバーたちは、自分たちが成し遂げた輝く成果を“展示”するのではなく、淡々とこれまでの足跡をたどり、最終的に初心を語る。

アルバムの最初に収録された曲が『Born Singer』という点が、それを端的に表わす。『Born Singer』は2013年に無料音源として公開された曲で、デビュー1カ月を迎えたBTSがこれまで活動して感じたことを真っ直ぐに解きほぐした曲だ。彼らは『Born Singer』を通じてBTSの本質は、音楽とステージだという点をもう一度思い出させる。

続いてタイトル曲『Yet To Come』では、まだ来ていない未来に向かって止まらず進むという決意を歌う。最高よりも最善を尽くして変わらず歌い続けるというBTSは、さらに爽やかに輝く未来を期待させる。

BTSは去る9年間、米ビルボードのメインチャート1位をはじめ、海外有数の音楽授賞式を席巻し、グラミアワードノミネート、アメリカ・ホワイトハウス訪問まで、夢のような各種業績を築き上げてグローバル音楽市場の中心に浮上した。

デビュー時にBTSがここまでの成果を収めるとは想像できなかったように、今後の彼らがどんな新しい道を歩むかも予想できない。最高の瞬間はまだ来ていないという『Yet To Come』の歌詞のように、BTSが今後作っていく輝く瞬間に期待が集まる。

なおBTSは本日（6月13日）21時、公式YouTubeチャンネル「BANGTANTV」で『Yet To Come』など新曲ステージを初公開する。

（記事提供＝OSEN）