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親族が死亡した…故人のスマホをすぐ解約はNG?その理由は

  • 2022.6.11

親族が亡くなると、遺族は健康保険や年金の手続き、銀行口座の名義変更、公共料金の解約などさまざまな手続きを行う必要があります。スマホ(携帯電話)の解約もそのひとつですが、急いで解約することはおすすめしません。ここでは、その理由について解説します。

■故人のスマホをすぐに解約してはいけない3つの理由とは

故人のスマホをすぐに解約すべきではない理由として、次の3つが挙げられます。

●1. 故人の関係者と連絡を取るため

死亡したことや葬儀の日取りなど、故人の関係者に連絡を取るシーンは意外と多いものです。特に、家族が知らない知人などと連絡を取る際、スマホに登録されている電話番号が頼りになります。さらに、メールやSMSを使えば、電話をしなくてもやり取りができて便利です。

●2. 相続財産の調査に使うため

相続に先立ち、預貯金や証券、不動産、自動車や貴金属など、故人の財産を調べる必要があります。預金通帳や不動産の権利証はもちろん、故人が使っていたパソコンやスマホも財産を調べる手がかりになります。

●3. 故人のスマホ利用料金は高額にならないから

スマホを一切利用しないなら、月額利用料金は高額にはなりません。葬儀や相続財産の調査が終わるまでは、契約を残しておきましょう。

■故人のスマホを扱う上での注意点

故人のスマホに入っている写真を持っておきたい場合、解約前に画像データをパソコンなどに移してバックアップを取りましょう。本体に画像データが入ったままにしていると、データ消失のリスクがあります。

また、故人のスマホに入っているアプリを遺族が勝手に操作すると「不正アクセス禁止法」に触れるおそれがあるため、注意しましょう。

■最終的には解約や名義変更(承継)の手続きをする

スマホを使わなければ利用料金そのものはさほど高くないため、故人のスマホを急いで解約する必要はありません。しかし長く放置すると、毎月の支払いが積み重なって大きな支出になります。最終的には解約や名義変更(承継)の手続きを行わなければなりません。

解約するスマホに加え、契約者(故人)の死亡が確認できる書類や解約する遺族の身分証明書などを、契約しているキャリア会社のショップに持参し、名義変更や解約の手続きを行います。原則、オンラインや電話での手続きはできません。解約の場合は解約日までの利用料金を日割り計算し、後日支払います。

契約しているキャリア会社によって、持参する書類や手続き方法が異なります。来店前に公式サイトなどで確認しましょう。

文・はせがわあきこ

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