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「ビックロ」が閉店へ…10年の歴史に幕、その理由は?

  • 2022.6.11
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ビックカメラとユニクロのコラボとして展開されていた「ビックロ新宿駅東口店」が、2022年6月19日をもって閉店することが決まりました。年齢層を問わず多くの人に利用されていた「ビックロ」は、10年の歴史に幕をおろします。

なぜ「ビックロ」は閉店することとなったのでしょうか。その理由を解説します。

■そもそも「ビックロ」とは

「ビックロ」は、ビックカメラとユニクロの共同店舗です。ビックカメラとユニクロの両社の客の利用を取り込めるため、相乗効果を期待する声も多くありました。

元々は、2012年に閉店した新宿三越アルコットの建物をビックカメラが借り上げ、ビックカメラ新宿東口新店としてOPENしたのが始まりです。その後、同年にユニクロが入居するにあたり、共同店舗のビックロとしました。

店舗のロゴやディスプレーは、クリエーティブディレクターの佐藤可士和によるトータルプロデュース。ユニクロとビックカメラの商品をテーマに合わせて一緒にディスプレーするなど、シームレス感を強調した店舗づくりが話題を呼びました。また「ビックロたん」という擬人化キャラクターも手がけるなど、イメージアップにも力を注いできました。

知名度も高い「ビックロ」、今回の閉店を悲しむ声も多くあがっています。

■「ビックロ」閉店の理由と今後

「ビックロ」は、2022年6月19日をもって閉店することが決定しています。では、閉店の理由は何でしょうか。

もともと「ビックロ」の建物は、2022年に10年間の定期借家契約が切れるため、その後の動向に注目が集まっていました。今回の「ビックロ」の閉店は、定期借家契約が切れるのに伴って、閉店を判断したものです。ユニクロによると、定期借家契約の満了だけが閉店の原因ではなく、新宿駅周辺での再開発による顧客の動線の変化なども考慮し、総合的に判断したということでした。

今後「ビックロ」は、ビックカメラ単独の店舗として、そのまま営業されます。一方ユニクロは、2022年秋に「ユニクロ新宿フラッグス店」「ユニクロ新宿三丁目店」を開業予定です。新宿駅周辺で再開発など、新宿は変化を続けています。

文・はせがわあきこ

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