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「打」は「だ」以外になんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.6.22
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今回ご紹介する難読漢字は「打」です。

こちらを見て、多くの方が「え、どこが難読漢字なの…?」と疑問に思われたと思います。

しかし、実はこの漢字には、あまり知られていない隠された読み方が存在するんです! 今回、読み仮名は3文字となっています。

さて、いったいなんと読むのでしょうか?

「打」の意外な読み方!

「打」の読み方としては、「だ」や「打つ(うつ)」が一般的ですよね。

しかし、これら2つは読み仮名が3文字ではないため不正解! 送り仮名もつかず、「打」1文字での読み方になります。

考えがまとまらず、途方に暮れている方もいらっしゃるかもしれません。それでは、ここでヒントをお伝えします!

頭文字が「だ」で、数の単位を考えてみてくださいね。

…もうおわかりいただけたかと思います。

そう、正解は「ダース」でした!

「打」について

まさか「打」が数の単位を表しているなんて、びっくりされた方も多いと思います。基本的にダースとカタカナで書かれるか、英語で dozen と書きますよね。

ちなみに「打」には、ほかにも「うち」や「打てる(うてる)」、「打す(うたす)」「打ず(ちょうず)」「打く(たたく)」「打(ぶち・ぶっ・ちょう・てい)」など様々な読み方がありますよ。

さて、それでは「打(ダース)」は、具体的にどのような意味を持っているのでしょうか?

〘名〙 (dozen から。「打」はあて字) 数量の単位の一つ。一二個、または、一二個のものの一組をいう。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

身近なもので言えば、たとえば鉛筆も1ダースで販売されていますよね。また、たばこも1箱12本入りのものがあります。ちなみに1カートンには10箱入っているんですよ。

なお、グラム(瓦, g )の上がキログラム(瓩, kg )であるように、ダースにも上の単位があります。

それはグロス( gross )。1グロス=12ダースとなっており、特に大グロス( great gross )を12ダース、小グロスを10ダース( small gross )というそうです。

まとめ

いかがでしたか?

「打」は「ダース」と読みます。

身近なものに関する言葉が意外な漢字表記をしていることって、実は意外とあるんですよ。「ダース」以外にも読み方はたくさんあるのでこの機会にぜひ覚えてみてください。

今後もこのような難読漢字をご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!

 

※参考文献:『日本大百科全書』小学館