「彬彬」はなんと読む？読めたらスゴい難読漢字、正解は…？

今回ご紹介する難読漢字は「彬彬」。

「林」にちょっと似ていますが、右側に斜めの線が3本ありますよね。こちらは「彡部 （さんぶ）」という部首になります。

そんな「彬」が2つ使われたこの言葉、みなさんは正しく読むことができますか？

「彬彬」の読み方！

「林」によく似ている漢字が使われているため、「りんりん」と読んでしまった方もいらっしゃるかもしれません。

でも、残念ながら不正解！ 「彬」に「りん」や「はやし」といった読み方はありませんよ。そのため、もちろん「はやしはやし」とも読みません。

しかし、「りんりん」はちょっとだけ惜しいです。「彬彬」は「〇ん〇ん」と読みますよ。そして、2つ目の〇に入る文字は、1つ目の〇に入る文字に半濁音をつけたものとなっています。

…そうなると、もう選択肢は1つですよね。

そう、正解は「ひんぴん」でした！

「彬彬」について

「彬彬」は「斌斌」とも書きます。しかし、どちらも「ひんぴん」と読むとはちょっと思えませんよね。初見で、ノーヒントで正解にたどり着けた方は、ほとんどいなかったかもしれません。

さて、それでは「彬彬」とはどのような意味なのでしょうか？

〘形動タリ〙
① 盛んで、あざやかなさま。また、外見と内容がともによく整い、調和しているさま。
② 文化がよく発達し、あまねくいきわたっているさま。

出典：『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

「彬」は「淋しい（さびしい）」などで使われる「淋」にも似ていますが、意味はむしろ正反対といった感じですよね。

ちなみにこの漢字は、人の名前にも使われているんですよ。その場合「ひん」以外にも「あき」「あきら」「もり」「よし」「あや」「しげし」などの読み方があります。みなさんの周りにも、名前に「淋」が含まれている方がいらっしゃるかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか？

「彬彬」は「ひんぴん」と読みます。

ぜひこの機会に覚えて、ご家族やご友人にも教えてあげてくださいね！

 

※参考文献：『デジタル大辞泉』小学館