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「堅魚」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.7.7
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今回ご紹介する難読漢字は「堅魚」。

「堅い(かたい)魚…?」と、困惑されている方も多いと思います。

読み仮名は3文字です。誰しもきっと一度は食べたことがあるくらい、おなじみの魚なんですよ!

さて、いったいなんと読むのでしょうか?

「堅魚」の読み方!

「堅」は「堅い(かたい)」のほかに「堅実(けんじつ)」や「堅牢(けんろう)」などのように「堅(けん)」とも読みますよね。

しかし、残念ながら「堅魚」は「けんぎょ」や「かたさかな」とは読みません! 先述したように、読み仮名は3文字です。スーパーでもよく見かける魚ですよ。

特に、こちらを使ったタタキはもう絶品! 高知県の名物グルメでもありますよ。

…もうわかりましたよね?

そう、正解は「かつお」でした!

「堅魚」について

「堅魚(かつお)」は「鰹」や「松魚」とも書きます。

ちなみに、「堅い(かたい)」とは逆に「柔らかい(やわらかい)」、つまり「柔魚」と書くと「いか」になりますよ。併せて覚えておきましょう!

さて、それでは「堅魚」とはどのような意味を持っているのでしょうか?

〘名〙
① サバ科の海魚。体は紡錘形で肥満し、ふつう全長五〇~八〇センチメートル。背は暗青色、腹は銀白色で、死後数本の黒色縦帯が現われる。温帯および熱帯の外洋に広く分布し、南北方向の季節回遊をする。二月頃沖縄周辺海域に出現し、小魚などの餌を追い、黒潮にのって北上する。夏から秋には、東北・北海道沖に達する。食用魚で、刺身、照焼きなどのほか、鰹節、なまり節の材料となり、内臓は塩辛にする。特に近世の江戸では、初夏のころのものを初鰹(はつがつお)として珍重した。まんだら。まがつお。かつうお。かたな。《季・夏》
② 生(なま)の鰹を蒸したり乾燥させたりして加工した食品。鰹節(かつおぶし・かつぶし)。なまり節。
③ 「かつおぎ(鰹木)①」の略。
④ 「かつおむし(鰹虫)」の略。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

私たちが日常的に口にする魚として以外にも、3つの意味を持っているみたい。「鰹節」も出汁をとったり薬味にしたり、食卓には欠かせませんよね。

ちなみに、みなさんはなぜ「かつお」が「堅魚」と書くかご存知ですか?

実は「かつお」は、もともと干すと堅くなることから「かたうお」と呼ばれていたんだそう。それが転じて、現在の名前になったそうですよ。

まとめ

いかがでしたか?

「堅魚」は「かつお」と読みます。

もしこれから食べることがあったら、漢字表記やその名前の由来をぜひ思い出してくださいね!

 

※参考文献:『精選版 日本国語大辞典』小学館