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「埋葬虫」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.6.19
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今回ご紹介する難読漢字はこちら! 「埋葬虫」です。

「埋葬(まいそう)する虫…?」と、不思議に思われた方も多いかもしれません。でも、実はそれが大きなヒントになっているんですよ。

さて、いったいなんと読むかわかりますか?

「埋葬虫」の読み方!

「埋葬と大きく関係する…なら、読み方はまいそうむし?」

上記のように考えた方も…それは大正解! でも、ほかにも読み方があるんです。

こちらの読み方は、その行動が大きく関係しています。「埋葬」とは「遺体、遺骨を土中に葬ること」です。

それでは、正解を発表します。

正解は「しでむし」でした!

「埋葬虫」について

なぜ「しでむし」を「埋葬虫」と書くのか、気になっている方も多いと思います。

先述したように、この昆虫のとある行動が関係しているんですよ。

① シデムシ科に属する甲虫の総称。体長四~四五ミリメートル。楕円形で平たいヒラタシデムシ類と、細形で上ばねが短いモンシデムシ類とが大部分をしめる。鳥獣の死体やごみ捨て場などに集まり、えさを土中に埋めて食べるものが多いので埋葬(まいそう)虫ともいう。日本には四〇種あまりが分布する。
② シデムシ科の甲虫、ヤマトモンシデムシの俗称。体長一四~二五ミリメートル。はねは短く腹端が裸出。全体に黒色で光沢があり、背面に二条の黄赤色横帯がある。本州以南の平地のほか中国、朝鮮などに分布し、小動物の死体によく集まる。

出典:『精選版 日本国語大辞典』

 

そう! 「しでむし」の仲間は「えさを土中に埋めて食べるものが多い」ため、このような漢字があてられたそうなんです。

さて、記載されている「ヤマトモンシデムシ」は「埋葬虫」の代表的な1種ですが、実は京都府を始め、一部地域では絶滅危惧種に指定されています。岐阜県のホームページによると、工事などによる環境悪化が、減少の理由として考えられるそうです。

まとめ

いかがでしたか?

「埋葬虫」は「しでむし」と読みます。

この他にも昆虫に関する難読漢字がたくさんありますよ。今後もご紹介して行きますので、ぜひお楽しみに!

 

※参考文献:『精選版 日本国語大辞典』小学館、京都府レッドデータブック2015