【小山町】公園内にある国登録有形文化財の西洋館にオープン「豊門カフェ」

こんにちは～annみつ姫です。またお会いしましたね。静岡県東部の話題を中心にお届けしています。季節の変わるスピードがはやく!？なっている気がしていますが、富士山の麓では高原の風が心地よく心も癒やしてくれますよ。そんなスポットをご紹介いたしましょう。

まずは、小山町にある豊門公園の歴史から

県道394号（沼津小山線）、小山町役場前交差点を成美小学校方面に向かって上っていくと、右側に駐車場、その奥に豊門（ほうもん）公園があります。

小山町近代化の基礎を築いた企業・富士紡績株式会社（地元では、通称・富士紡）が景勝地を選び、従業員や地域の人のために造り、大正14年（1925）には、東京の向島にあった初代社長・和田豊治さんの邸宅を移築。町や町民が協力して整備してきた歴史を持つ公園です。平成17年（2005）に、公園内の豊門会館（和館・洋館）や正門などが国の登録有形文化財として登録され、その後公園の修景や豊門会館・西洋館が改修されています。また、令和3年・第14回静岡県景観賞優秀賞を受賞しています。

国登録有形文化財の西洋館にカフェがオープン！

昭和5年（1930）に建設された2階建ての西洋館は、かつて町内に工場を構えていた富士紡のゲストハウスだったそうで、現在国登録有形文化財の1階に、今年の3月「豊門カフェ」がオープンしました。

昭和レトロな雰囲気の店内で楽しめるフードメニューは、小山町「茅沼ベーカリー」と御殿場市「渡辺ハム工房」、地元人気店によるコラボ「ホットドッグ（700円）」や「日替わりパスタ（900円）」。ドリンクやデザートを追加してセットメニューで楽しむこともできます。

イチオシスイーツ「豊門パフェ（1100円）」には、和風＆地元コラボらしく、小山町「丸中わさび店」のわさび最中「山そだち」がビッグな!？アクセントになっています。甘みの中にほんのり香るワサビ風味がクセになるかも。

カフェメニューは、地元御殿場市「ごてんば珈琲館」監修によるオリジナルのブレンドコーヒー、さわやかでスッキリした印象の「豊門ブレンド（400円）」をベースに、「カフェラテ（450円）」「キャラメルラテ（500円）」（各Iceは＋50円）や紅茶など。コーヒーカップも公園名に縁のあるブランド「ノリタケ」や100年前のアンティークカップだったり･･･自然の光を浴びて、町の歴史を感じながら一杯のコーヒーを味わってみませんか？

さらに、お楽しみ情報として・・・

店内にあるグランドピアノを”ストリートピアノ”のように、新型コロナウィルス感染症対策のため利用者カード記入は必要ですが、誰でも無料で、自由に演奏できるようになりました。 ”先人たちへ思いが繋がる空間”として懐かしい資料も展示されています。町内の木工所や庭師の協力による観葉植物もココロ癒やしてくれますね。もちろん、公園内は、四季折々の花や草木、樹木、鳥のさえずり、まぶしい光が溢れています。レジャーシート貸し出しも始めたそうです。これからの季節は、夜間を利用しての「大人時間」も計画中とか。星空を見上げ、風に吹かれて、カクテルを傾ける・・・なんていうのもイメージできちゃいます、楽しみですね。

因みに、名前「豊門」って気になりませんか？

ちょっと気になる名前「豊門」とは、初代社長・和田豊治さんの「豊」、富士紡の三門と称えられた、森村市左衛門さん・日比谷平左衛門さん・濱口吉右衛門さんの三人の「門」をとって名付けられているんです。それぞれが当時の著名な財界人、どんな人？？詳しいことは、ぜひ、訪れて直接見てみてくださいね。お土産におすすめ、オリジナルブレンドコーヒー「豊門ブレンド」のロゴデザインもステキです。

■Homon Cafe（豊門カフェ） 住所：静岡県駿東郡小山町藤曲142-7 豊門公園西洋館1階 電話：0550－70－7222 営業：10：00～17：00（金曜は、16：00閉店） 定休：火・水曜日 ホームページ：https://homon-cafe.com/