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更年期の気分のムラを抑える4つの方法

  • 2022.6.5

アメリカの元祖フィットネススターで現65歳のデニス・オースティンは、これまでの人生で一番ハッピー。「歳を取るのは楽しいし、気分も最高」と語る彼女は、毎日の運動を欠かさない。だって「筋肉と柔軟性を維持することがなによりも大切だから」

健康的に楽しく老いる秘訣の1つは、更年期に対する考え方を変えること。更年期は誰にでも(平均50歳で)訪れる。その更年期をデニスは、前向きな姿勢と健康的な生活で乗り越えた。

更年期の症状は人によって異なるけれど、とくに一般的なのはホットフラッシュ、関節痛、不眠、性欲の変化、気分のムラ、膣の乾燥。「50歳で最初に現れた症状は、ホットフラッシュと寝汗でした」とデニス。「閉経の前後では、不安、気分のムラ、不眠も経験しましたね」

更年期では、自分のコントロールが及ぶことにフォーカスしていた。「なにを食べ、どう動き、なにを考えるか。どれも、更年期を乗り越えるうえで大切なことですよ」と語るデニスは、具体的に以下の4つのアクションで気分のムラを抑えていた。

1.ヨガをした

何十年にもわたるフィットネスキャリアのなかで、ありとあらゆるワークアウトを試してきたデニスは、更年期の不安と腰痛を軽減するための策としてヨガを選んだ。「更年期では不安を感じることが多かったので、ヨガの時間を増やしてみたら、かなり楽になりました」とデニス。「ヨガは神経を落ち着かせて、腰痛や首のコリをほぐすのによいですよ」

ヨガは、アクティブじゃない女性でもカンタンに始められる低衝撃のエクササイズ。「ヨガは外でもスタジオでもできますし、自宅からオンラインのレッスンも受けられるので、スケジュールに合わせやすいです」。50歳になったからというだけで、運動を諦めないことも大切。「健康は財産です! 本当の意味で私たちにあるのは健康だけ。モチベーションをキープして、アクティブな生活を続ける方法を見つけてください」

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2.睡眠スケジュールを変えた

アメリカ国立睡眠財団によると、閉経前期の女性の39~47%および閉経後期の女性の35~60%は、主にホットフラッシュ、不眠、気分の変化が原因で眠れなくなる。デニスも50歳になった頃から睡眠の質が低下したため、スケジュールを変えたそう。

「就寝時間を決めて、毎日同じ時間にベッドに入るようにしました。平日は22時に寝て6時に起きる。体を休めて回復させたかったので、意識的に睡眠スケジュールを変えました」

3.女友達を頼った

デニスいわく、更年期は孤独になりがち。でも、似たような経験をしている女性といれば、心が安らぐ。「あなたは1人じゃありません。女友達に自分の気持ちを話してください」。デニス自身は、3人の姉を頼るのに加え、女友達と集まって各々の体験を語り合った。「更年期はすべての女性が経験する人生の一部。ほとんどの症状は数年で消えていきます。それまでは、友達や家族を頼ってください」

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4.前向きな姿勢を崩さなかった

デニスによると、更年期を乗り切るうえでなによりも大事なのは楽観的でいること。「不安が増して眠れなくなると、不機嫌になってしまって」とデニス。「気分のムラが激しいときは、無理にでも前向きに考えたほうがいいですね」。苦しいときは、ありがたいと思えることを1日3つ書き出してみるといい。「幸せは選び取るもの。つまり、幸せでいられるかいられないかは、あなた次第ということです」

デニスにいわせれば、更年期だって楽しもうと思えば楽しめる。「体を動かし、健康的なものを食べ、大切な人を頼って、前向きな姿勢を保つ。これだけよいことをしていれば、ステキな時間が過ごせるはずです。更年期は、新しいことにトライするのにもピッタリですよ」。デニスは、最近ロッククライミングに挑戦し、ヘリコプターにも乗ったそう。「夢中になれることを見つけて、人生を楽しむことにフォーカスしましょう」

※この記事は、アメリカ版『Prevention』から翻訳されました。

Translation: Ai Igamoto

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