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50歳は片づけ適齢期。もっと早く始めればよかった...と後悔する前に

  • 2022.6.5
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人生には、片づけをするタイミングがある。それは50歳が適齢だと説く整理収納アドバイザー阿部静子さんの最新刊『だから、50歳から片づける「思い出のもの」は捨てなくていい』(CCCメディアハウス)が発売された。

50代は体力、気力があり、取捨選択の判断も早い

いま、できることを続ければ、明日も、10年後も安心できる
50歳は片づけ適齢期。
人生の折り返し地点を過ぎたいま、片づけた人からラクになれます!
めざすのは、完璧な片づけではなく、心地いい暮らし。

なぜ、50歳が片づけ適齢期なのか? それは女性のライフステージと関係がある。

5年間で6,000人以上にアドバイスをしてきた阿部さんは、60代以上の受講者の多く方が「もっと早くに片づけを始めればよかった」「年々体力、気力が落ちる」という言葉に教えられたという。

50代は体力、気力があり、取捨選択の判断も早いと気づいた。

これから片づけるべき7つの理由
体力、気力があるうちに
ライフスタイルが変化
親の介護は突然はじまる
急に物を減らすのは大変
子どもに負担をかけない
災害に備えておく
孫や夫の世話の可能性も

実際、阿部さん自身、実父や義父の闘病生活のときには、病院の往復などで忙しくなった経験がある。そのときに、以前の散らかった家だったら、どんどん乱れていき、片づける余力もなかっただろうと振り返る。幸い、片づけた後の空間では、散らかりにくく、家事の時短になり、くつろげる空間が明日への活力になったという。

阿部さんの講座に参加した受講生は、片づくと時間と気持ちに余裕が生まれ、趣味や仕事を始める、資格を取得するなど、新たな一歩を踏み出し、キラキラ輝き出すのだという。それが、家族にも伝わり、みんなが気持ちもよく過ごせることにつながる。

本書には、50代からのものの手放し方、増やさないコツ、ラクにできる収納法がまとめられている。極力ラクをする家事習慣や、日本大震災を経て学んだ非常時に対する備えや準備は、すぐに使える具体的なアドバイスばかり。まずは小さなことを意識してみよう。

▼本書の一部をご紹介。

・「1日5分」スモールステップで、リバウンドなし

・ひとつものを手放せば、どんどん手放せるようになる

・少しずつ片づけると、ものと向き合える

目次は、下記の通り。

序章 50代は片づけ適齢期
第1章 玄関──「狭い」「簡単」「達成感」で片づけられる
第2章 クローゼット──季節ごとアイテム別3着で、すっきり
第3章 キッチン──コツは「分ける」と「代用」
第4章 リビング──ちょい置きをやめて、きれいをキープ
第5章 洗面所・トイレ──ものは出さず、8割収納
第6章 押し入れ・思い出のもの──「いつか使う」は幻想
第7章 50代は当たり前をなくし、ストレスを手放す
第8章 家族の片づけ
第9章 地震から身を守る片づけ──仙台で東日本大震災を経験し、学んだこと

意識したいのは、完璧な片づけではなく、心地いい暮らしをすること。無理をして捨てすぎたりせず、しかしお役目を終えたものはしっかりと手放して、快適な暮らしをつくっていこう。

■阿部静子さんプロフィール

整理収納アドバイザー、フリーアナウンサー。宮城県仙台市生まれ・在住。夫と高校生の娘の3人暮らし。旅行会社での添乗員、航空会社地上職を経て、フリーアナウンサーに。28歳のときミヤギテレビ「OH!バンデス」初代リポーターになり、結婚・出産を経験しながら16年間務めた。49歳のとき、体調不良によって休養。そのときに整理収納アドバイザーの資格を取得。その後「片づけの先にあるハッピーを多くの方に伝えたい」「元片づけが苦手な自分だから伝えられることがある」と整理収納アドバイザーとして講演・講座を中心に活動を開始する。「すぐ片づけたくなる」「ラクにできる」「ハッピーになれる」片づけメソッドは講座で大人気。5年間で6,000人以上の指導を行う。コロナ禍でも年間100回ほどオンラインを中心に、講座を開催。整理収納アドバイザー2級認定講師。2019年度、2021年度優秀講師として表彰される。整理収納コンペティション2019プロ部門ファイナリスト、片づけ大賞2019プロ部門ファイナリスト。著書に『ハンカチは5枚あればいい』(すばる舎)がある。ブログ「部屋にも自分にも自信が持てる!整理・収納術」

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