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長年悩まされ続けた厄介なクセ毛!年齢を重ねたことで髪に思わぬ変化が…!【体験談】

  • 2022.6.4
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両親ともにクセ毛という生粋のクセ毛DNAを受け継いだ私。子どものころから苦労してきた癖毛の悩みから得た3つの教訓、そして年を重ねることで変化してきた私の癖毛事情と心境の変化をご紹介したいと思います。

太め・硬め・多め・クセ毛の厄介な髪の悩み

私は両親ともクセ毛で、姉もクリクリクセ毛、そして私も当然のごとく、クセ毛のDNAを受け継ぎました。私の髪は太めのチリチリ縮毛が1割、太めで大きくうねるクセ毛が8割、細い直毛が1割といった具合に3タイプの髪が混ざっているような厄介な髪質です。長く伸ばすと広がる、中途半端な長さでははねる……。なので、扱いやすさという意味ではショートにするほうがまだましという状態でした。

それゆえ、これまではショートの期間が一番長いですが、30年ほど前は美容師さんのカットの技術もまだ今ほど発達してなかったので、ショートにしてもいかにも天然パーマ感が強い垢抜けないショートにしかならず、髪質の良い友だちが本当にうらやましかったです。

80年代の当時流行していた「聖子ちゃんカット」に憧れてパーマをかけてみたこともありましたが、髪質が違うので全く別物にしかならず、私のような「太め・硬め・多め・クセ毛」の決して良いとは言えない髪質で芸能人の髪型をまねようなんて、まさに若気の至りでした。

髪質が違うので髪形見本どおりにはならない!

20代のころには「ストレートパーマ」というものが登場しました。期待してかけてみたものの、うねりがちょっとましになるかなぁぐらいのもので、私のクセ毛に対しては気休め程度でガッカリ……。

それが! 30代に入ると「縮毛矯正」という救世主が現れ、縮毛矯正のおかげでショートボブにもでき、さらにその後登場した「デジタルパーマ」によって、根元は真っすぐで毛先にカールを作って巻き髪風のスタイルもできるようになり、わが世の春を謳歌したのでした。

しかしそれもつかの間、40代に入り徐々に顔が老けてきたことで、人工的にストレートにした髪が不自然に見えるようになってきたのです。どういう髪型が年齢に見合って、かつすてきに見えるのかと、美容院に行く前にはネットでさんざんヘアスタイルを検索し、美容室でもヘアカタログをあれこれ見てオーダーしてみましたが、そもそも髪質が違うのでヘアカタログのようなすてきなスタイルとは何かが違う、これまた別物に……。ヘアカタログの髪形を参考にしたところでまったく意味のない、無駄な労力だと悟りました。

50代で変化した髪質が良い感じに!

そして、時を同じくして白髪も増えてきたので白髪染めもするようになりました。同日に縮毛矯正とヘアカラーをすると髪が傷んでパサパサになるので、トリートメントも必須になり、そのため施術時間は1回で4~5時間、料金は3万円近くかかり、それを1カ月半に1回のペースでおこなわないとスタイルが保てず、時間と労力、そしてお金が、結構な負担になっていました。

「もう縮毛矯正をやめたい!」と不満と負担を抱えながら過ごした40代でしたが、50代を迎えると年齢のせいか次第に髪が痩せてきて、コシがなくなってきたのです。一般的には髪が痩せてくるのは悩みになるのでしょうが、私の場合は太め硬めの髪質で天然パーマ感の強かった「クセ」が、髪が細く柔らかくなったことで大きなロットで緩く巻いたような「カール」になり、それはそれでアリだと思えるようになったのです。

昔に比べてカットの技術が向上したことや、うまくカットしてくれる美容師さんと出会えたこともあり、縮毛矯正なしでカットのみでもそこそこまとまるようになりました。そして何よりも、完璧でなくても「そこそこ」を受け入れられるようになってきたことが大きな変化でした。

まとめ

テレビや雑誌で見るすてきな髪型を見て自分もできると幻想を抱いていたのは仕方のないことだったと思います。でも誰一人同じ髪質の人はいないから、まったく同じにはならない、いや、同じにしなくていいんだ! 自分に与えられているものを生かすことが自分らしさなんだ!と、クセ毛によって教えられた気がします。

これまで苦労の連続だった癖毛でしたが、年齢によって髪質が変化してきたことや、理想の自分を追求するのではなく素の自分を受け入れられるようになってきたことで、負担だった縮毛矯正も卒業することができて、気持ち的にもずいぶんラクになれました。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:おざさお

年下外国人夫と結婚して21年。40代からは体の不調に振り回されながら猫3匹の下僕として生活を送る。念願のライター業に一歩を踏み出すも、高齢の両親のお世話も加わり、どうなる私の人生後半戦。


監修者:医師 黒田愛美先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic副院長。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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