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【読書好きが厳選】爽やかな「青春小説」で前向きな気持ちに!おすすめ7選

  • 2022.6.3
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心安らぐ本の世界。今回は、毎日本を読む読書好きが爽やかな「青春小説」を厳選! おすすめの作品を7選、カテゴリに分けてご紹介します。部活動や学校行事など、あの頃の輝きを思い出すようなストーリー。読んだ後に前向きな気持ちになれそうな小説が満載です!

学校行事を舞台にした青春

『夜のピクニック』恩田陸
『夜のピクニック』恩田陸

『夜のピクニック』恩田陸

まずご紹介するのは、恩田陸の『夜のピクニック』。2005年には、全国の書店員が1番売りたい本を選ぶ本屋大賞を受賞しています。高校生活の行事を舞台に巻き起こる、青春ストーリー。読んだ後にじんわりと温かい気持ちになれる小説です。

あらすじ

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

「honto」のレビュー

あの頃の気持ち。切なさ。恋。喜び。友達と笑いあった日々。二度とその時間が戻ってこないと解った時の寂しさ。その全てを思い出させてくれる本。もちろんその時は必死で、青春なんて甘いもんじゃなかったかもしれない。それでも、高校生の頃の自分をありありと思い出させ、愛おしく思わせてくれます。今高校生の人も是非!!

『夜のピクニック』

出版社:新潮社

電子書籍価格:781円(税込)

スポーツが舞台の青春

『風が強く吹いている』三浦しをん
『風が強く吹いている』三浦しをん

『風が強く吹いている』三浦しをん

三浦しをんの『風が強く吹いている』は、箱根駅伝を題材にした大学生のストーリー。駅伝に全力で打ち込む登場人物たちの姿には元気をもらえ、読んだ後には爽快感があります。お正月の箱根駅伝を早く見たくなるはず!

あらすじ

君だったのか、俺が探していたのは。走れ、「速く」ではなく「強く」。目指すは箱根駅伝――!! 走るために生まれながら、走ることから見放されかけていた清瀬と蔵原。2人は無謀にも陸上とは無縁だった8人と「箱根」に挑む。走ることの意味と真の“強さ”を求めて……。箱根の山は蜃気楼ではない。タスキをつないで上っていける、俺たちなら――。直木賞作家の本領全開、超ストレートな大型青春小説。

「honto」のレビュー

ザ・青春!!!描写が素晴らしい、没頭してしまい気づいたら朝4時。駅伝については全く興味も、知識もなかったがこれを機会に一度テレビで見てみようと思うほど

『風が強く吹いている』

出版社:新潮社

電子書籍価格:902円(税込)

『あと少し、もう少し』瀬尾まいこ
『あと少し、もう少し』瀬尾まいこ

『あと少し、もう少し』瀬尾まいこ

瀬尾まいこの『あと少し、もう少し』は、こちらも駅伝を題材にした中学生のストーリー。 駅伝のメンバーとなった6人のそれぞれの視点から描かれ、中学生ならではの葛藤には共感する人も多いはず。

あらすじ

陸上部の名物顧問が異動となり、代わりにやってきたのは頼りない美術教師。部長の桝井は、中学最後の駅伝大会に向けてメンバーを募り練習をはじめるが……。元いじめられっ子の設楽、不良の大田、頼みを断れないジロー、プライドの高い渡部、後輩の俊介。寄せ集めの6人は県大会出場を目指して、襷をつなぐ。あと少し、もう少し、みんなと走りたい。涙が止まらない、傑作青春小説。

「honto」のレビュー

読みやすくて2日で読んでしまいました。駅伝に対する想いと、仲間に対する想いに、感動しました。また読み返したいです。

『あと少し、もう少し』

出版社:新潮社

電子書籍価格:649円(税込)

『一瞬の風になれ』佐藤多佳子
『一瞬の風になれ』佐藤多佳子

『一瞬の風になれ』佐藤多佳子

こちらは佐藤多佳子の小説『一瞬の風になれ』。高校の陸上部を舞台にしたストーリーで、全3部作のシリーズです。走ることに青春をかける登場人物たちの姿は、爽やかながらも情熱を感じます。

あらすじ

春野台高校陸上部、1年、神谷新二。スポーツ・テストで感じたあの疾走感……ただ、走りたい。天才的なスプリンター、幼なじみの連と入ったこの部活。すげえ走りを俺にもいつか。デビュー戦はもうすぐだ。「おまえらが競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」。青春陸上小説、第1部、スタート!

「honto」のレビュー

自分自身、陸上部に所属しているので、経験と重なるところや、今後経験するのかもしれないと感じることもあり、感情移入しながら読みました。これから先もなんども読み返しそうな予感がしています。

『一瞬の風になれ』

出版社:講談社

書籍価格:660円(税込)

人間関係や生き方にまつわる青春

『カラフル』森絵都
『カラフル』森絵都

『カラフル』森絵都

森絵都の『カラフル』は、映画やアニメにもなっている人気の小説。意外な展開から始まるストーリーですが、学校生活や人間関係を振り返り、中学生ならではの青春がきっとフラッシュバックしますよ。

あらすじ

老若男女に読み継がれる、不朽の名作。生前の罪により輪廻のサイクルから外されたぼくの魂が天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになる……。

「honto」のレビュー

こどもや、大切な人に読んでほしいと思える本。とても大切なことがつまっていて、日頃の考え方や、身の回りの物事や、人に対しての見方がかわりました。森絵都さんに感謝です。

『カラフル』

出版社:文藝春秋

電子書籍価格:680円(税込)

『きみの友だち』重松清

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『きみの友だち』重松清

重松清の『きみの友だち』。小学生や中学生の登場人物たちの、様々な視点で描かれている作品です。「友だち」についてのリアルな悩みには、共感する部分が多いかも。 衝突や痛みも抱えながらも、懸命に乗り越えていく登場人物たちに感動をもらえます。

あらすじ

わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる――。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない……。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。

「honto」のレビュー

初めて読んだとき、感動してすごくなきました。学生時代から、ほんとうの友情ってどんなかな~?とかよく考えるタイプだったのでなんだかヒントをもらえた気がします。

『きみの友だち』

出版社:新潮社

電子書籍価格:737円(税込)

『サマータイム』佐藤多佳子
『サマータイム』佐藤多佳子

『サマータイム』佐藤多佳子

佐藤多佳子の『サマータイム』は、小学生から大学生までの視点で青春をみずみずしく描いた小説。思春期ならではの揺れ動く葛藤もあり、短編ながらも読み応えがあります。これまで様々な話題作を生み出してきた、佐藤多佳子のデビュー作でもあります。

あらすじ

佳奈が十二で、ぼくが十一だった夏。どしゃ降りの雨のプール、じたばたもがくような、不思議な泳ぎをする彼に、ぼくは出会った。左腕と父親を失った代わりに、大人びた雰囲気を身につけた彼。そして、ぼくと佳奈。たがいに感電する、不思議な図形。友情じゃなく、もっと特別ななにか。ひりひりして、でも眩しい、あの夏。他者という世界を、素手で発見する一瞬のきらめき。鮮烈なデビュー作。

「honto」のレビュー

すごい。胸に迫ってくる。夏が…!まぶしくてラストは泣けてきたほど。言葉が鮮明で輪郭がはっきりして、圧倒されます。森絵都の熱量のある解説もまた良いです。

『サマータイム』

出版社:新潮社

書籍価格:506円(税込)

あの頃の輝きを思い出す!「青春小説」の世界に浸ってみて

小学生から大学生まで、様々な時代の青春小説をご紹介しました。キラキラと輝く鮮やかな青春時代を思い出し、読んだ後はきっと爽やかな気持ちになれますよ!

レビュー出典元:ハイブリッド型総合書店honto

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