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【京都】コーヒーが自慢のニューオープンカフェ3軒。甘いものとの出合いも楽しみに。

  • 2022.5.30
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新しいものへの挑戦の積み重ねが伝統を育んできた京都の街では、コーヒーシーンでも新たな潮流が絶えることがなく、いつでも新鮮。2020年以降にできた新店とともに、その秘密を考えてみる。今回は、京都のカフェをご紹介します。自家焙煎であってもなくても、そこで過ごす時間と共に味わう一杯。相性を追求して工夫を凝らした、甘いものとの出合いも楽しみに。

1.紡がれるコーヒーの物語を伝える場。〈Story coffee and espresso(ストーリー コーヒー アンド エスプレッソ)〉/西陣

夫が作る焼菓子も大切な脇役と永岡さん。
アメリカーノ550円、その時々のマフィン400円。〈THEROASTERY by NOZY COFFEE〉の豆は週替わりで3種類が登場する。

バリスタを目指し、上京した先で出合った〈THE ROASTERYby NOZY COFFEE〉。そのコーヒーの豊かな風味や、働くバリスタたちの姿勢に感銘を受けたという店主の永岡麻希さん。コーヒーや生産者の物語を学ぶうち、多くの人にこの物語を伝えたいと、開店を決めたという。

コーヒー豆各種1,100円/100g。
西陣の住宅街に。

〈Story coffee and espresso(ストーリー コーヒー アンド エスプレッソ)〉
京都府京都市上京区油小路通上長者上ル甲斐守町12-5
075-468-1414
10:00~17:00 月木休

2.エルサルバドルのコーヒーの物語を伝える。〈COYOTE the ordinary shop(コヨーテ ザ オーディナリーショップ)〉/京都駅

今年、2年ぶりに現地へ向かう門川さん。
環境問題への意識からメニューはヴィーガン。オーツミルクのカフェラテ600円、バナナブレッド400円。

店主の門川雄輔さんはエルサルバドルの農園に住み込み、経験を積んできた。作り手と飲み手の架け橋になるべく焙煎所を立ち上げ、昨年からはカフェに。門川さんだから手に入る希少な豆も揃え、コーヒーの間口を広げてくれる。

店頭には6種類ほどが並ぶ。
ドンハイメ パカス ハニー980円/100g。リユース缶を使用。

〈COYOTE the ordinary shop(コヨーテ ザ オーディナリーショップ)〉
京都府京都市下京区東塩小路町939 キャンパスプラザ京都1F
075-353-9154
10:00~18:00(17:45LO)月休(祝の場合は営業、翌火休)

3.自分と向き合う時間に寄り添うコーヒー。〈喫茶 点線〉/一乗寺

シンプルながらもコク深く、滑らかなプリン450円。コーヒーはブレンド500円のほか、4種ほどのストレート550円も。
9席だけのゆったりした空間。

叡山電車の一乗寺駅から数十秒とは思えない、静けさの漂う空間。「自分のために使う、空白の時間を作りたかった」と話すのは、青木悠さんと菅原洋輔さんの二人の店主。ゆっくり過ごす時間を主役に、時間をより上質なものに変えるコーヒーを焙煎する。

開店までは、それぞれが異なるスタイルでコーヒー焙煎を行ってきたという店主の二人。豆の個性を引き出しつつも、静かな時間に寄り添う脇役として“飲みやすさ”を意識した、〈喫茶 点線〉の味を新たに作りあげた。
静かな時間を大切にしたいと、撮影は禁止。
珈琲豆(ブレンド)700円/100g。

〈喫茶 点線〉
京都府京都市左京区一乗寺里ノ西町13-4 SKYビル3F
13:00~22:00(21:30LO)月休、ほか不定休

(Hanako1208号掲載/photo : Yoshiko Watanabe, Yoshiki Okamoto text : Yukie Takada, Mako Yamato)

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