1. トップ
  2. ファッション
  3. カミーユ・ミチェリが蘇らせる、プッチの伊式ドルチェ・ヴィータ!

カミーユ・ミチェリが蘇らせる、プッチの伊式ドルチェ・ヴィータ!

  • 2022.5.29
  • 1837 views

フィレェンツェで生まれたブランドのプッチ。創業者エミリオ・プッチが亡くなった30年後の2022年、鮮やかに蘇った。現在LVMHグループの傘下で、過去にはクリスチャン・ラクロワ、マシュー・ウィリアムソン、ピーター・デュンダスなどが一時期関わっている。しばらくの間、デザイナー不在だったのだが昨年秋にアーティスティック・ディレクターにカミーユ・ミチェリが就任。彼女による最初のコレクション「La Grotta Azzurra(青の洞窟)」が4月末にカプリ島で発表された。

「青の洞窟」コレクションのキャンペーンイメージから。モデルはヴィットリア・チェレッティ、スタイリングは元ヴォーグのエマニュエル・アルトだ。photos:Lachlan Bailey

カミーユ・ミチェリのモード界におけるキャリアはとても長い。母親がファッション番組のプロデューサーという環境に生まれ、10代後半からアライア、次いでシャネルで広報を担当。ブランドを超えて、ファッション界のアイドル的存在としてモード誌を賑わせていた女性だ。マーク・ジェイコブス時代のルイ・ヴィトンではジュエリーをデザインし、その後はディオールに移って……。カリーヌ・ロワトフェルドに言わせると、“パリジェンヌそのもの”というカミーユ。もっともパパはイタリア人で、笑顔がトレードマークの彼女は周囲を太陽のように明るく照らす女性である。

カミーユ・ミチェリ。弟のパトリツィオ・ミチェリはパリで活躍する映像ディレクターで、その妻はフィガロジャポンの美容アンバサダーとしても活躍したジャンヌ・ドゥロー。

カプリ島でヨガ、ランチ、カクテル、ディナーといったイベントを企画し、プッチを装うにふさわしい陽気でセレブ&ファミリーな雰囲気の中で、発表されたカミーユのファーストコレクション。色彩あふれる大胆なプリントというブランドのDNAがカフタンのような風をはらむゆったりシルエットや、女性の身体のシルエットをなぞるシティウエアやアクティブウエアにも現代的に生かされている。バッグ、ヘアコーム、アクセサリーなど、小物もプッチ・プリントで。“see now buy now”のコンセプトに基づき、Mytheresaが発表翌日の4月29日からオンラインで販売をスタートした。

3日にわたって行われたカプリ島でのファーストコレクション発表より。

「青の洞窟」を着たモデルやセレブリティたち。左から、モデルのシンディ・ブルーナ、エディターのアレクサ・ニェジェルスキ、歌手のカメリア・ジョルダナ、ブロガーのタマラ・カリニック。

Pucciwww.pucci.com@emiliopucci

 

元記事で読む
の記事をもっとみる