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本嫌いは親のせい!? 子どもの“読書活動“を促す環境づくりのポイント

  • 2015.9.30
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【ママからのご相談】

40歳主婦です。小学校4年生の娘がいます。本にまったく興味を示しません。テストの文章問題もちゃんと読んでいないみたいです。幼いころ私があまり読み聞かせをしなかったからでしょうか? これから本を読ませるようにしたいのですが。

●A. 読み聞かせ以外にも、子どもを読書に向かわせる環境を作ることはできます。

ご相談ありがとうございます。ライターの渦マキです。

相談者さまに限らず、今のお子さんはあまり本は読まない話を耳にします。国語の文章問題でも文を読むことを面倒くさがり嫌う子どもが多い昨今です。

●本を読まない親の影響はあるの?

筆者の周囲では、「うちの子は本を読まない」と心配しているお母さんが何人か見受けられます。彼女たちに共通して言えるのは、「親もあまり本を読まない」ということです。

やはり、親御さんが興味を示さないことには、子どもも同じような傾向になっていくのでしょうか?

●幼少期の“読み聞かせ”が子どもの読書習慣に与える影響

文部科学省が行ったアンケート『親と子の読書活動等に関する調査』によると、“家庭での読み聞かせの効果”に対する保護者の意見として、以下のような回答がありました。

・この調査の対象の中2の次男には、小さい時あまり読み聞かせをしなかったのですが、長男には毎日していました。あとになるとその差が歴然と現れました。読み聞かせは大切だと通感しました。

・小さい頃の読み聞かせは、とても大切だと思います。字が読めるようになると、すすんで自分でも読むようになっていく様です。本を読む事を嫌がらないのは、読み聞かせをしていたからだと思っています。

ご紹介したアンケート結果をみると、“読み聞かせ”は

・後の読書活動に影響を与える

・読書への自発性に影響する

といえるでしょう。

一方、ほとんどの保育園などで読み聞かせや紙芝居などの保育法は行われています。親御さんが読み聞かせをしなかったとしても、「うちの子は、本は読まない子だ」と決めつけてしまうことは早急すぎる判断ではないでしょうか。

●子どもの読書を促す関わり方

同アンケートにおいて、

“「家に本をたくさん置く」、「図書館に連れて行く」の2項目で、本を読むことが好きと回答した児童・生徒の割合が5ポイント以上高くなっている。”

との結果も出ています。

読み聞かせ以外にも、保護者が“子どもが読書をするための環境”をつくることも重要な要素になっているのがわかります。

幼児期の読み聞かせは読書活動に大切なものですが、その後の親御さんの読書に向かわせる環境作りも重要になってきます。

あきらめずに、本に触れさせる機会を増やしていきましょう。

【参考リンク】

・親と子の読書活動等に関する調査 | 文部科学省

●ライター/渦マキ(フリーライター)

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