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「家飲み」で進行するアルコール依存。「節度ある飲酒」量ってどのくらい?

  • 2022.5.28
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コロナ禍で家飲みが増え、休肝日が減ったという人も多いのではないだろうか。現在、アルコール医療の世界では、「減酒」が注目されている。アルコール依存症の防止に加えて、肌ツヤや睡眠の質が良くなるなどの嬉しい効果もあるようだ。

『今日から減酒! お酒を減らすと人生がみえてくる』(主婦の友社)では、「減酒外来」「断酒外来」を行っている医師の倉持穣さんが、減酒や断酒の方法を紹介している。

アルコール依存症というと、「日中も酒臭くて仕事もしない」「公園で寝ている人」というイメージを持つ方も多いかもしれない。実際は、毎日酒を飲んでいるわけではなく、シラフの時には優秀な人が多いという。「他人に気を遣いすぎる」「几帳面」などの真面目な人はアルコール依存が進行しても、社会に溶け込んでいるので、治療が遅れてしまう。

節度ある飲酒(純アルコール20g)は、ビール500ml、日本酒1合、缶チューハイ350ml、ワインボトル4分の1程度だという。女性は男性よりも少なく、1日10 g以下だという。これ以上飲んでいる方や休肝日がない方は、すぐに減酒/断酒を検討した方が良い。

本書で紹介されている減酒の方法の一部を紹介しよう。

思い立った日から減酒を始める
実現可能な減酒目標を定める
減酒日記をつける
減酒宣言・発信をする
お酒は「やさしい悪魔」であることを忘れない

お酒を減らすことで、

体調がよくなる/頭がクリアになる
有意義な時間が増える
仕事がスムーズに進む
肌のツヤがよくなる
若返る
ダイエット効果がある

など、良いことがたくさんあるのだ。

健康に楽しくお酒と付き合うために、知っておきたい知識が満載の本書。「今日は飲まないと決めていたのに、やっぱり飲んじゃった...」という方は、すでにアルコール依存に陥っているかも? ぜひ本書を手に取っていただきたい。

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