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【40代の人間関係】よくある6つの悩みとその対処法は?

  • 2022.5.27
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多くの女性にとって40代は転換期。閉経、子育て、キャリア、親の介護で、これまで以上にストレスレベルが高くなる。そして、その影響を一番受けやすいのが人間関係。

ライフコーチでセラピストのダイアン・ウィンガートによると、中年期では誰もが自分自身、パートナー、子供、友達との関係を見直さざるを得なくなる。それによって人間関係が変わることもあるけれど、それはそれで問題ない。でも、その変化が急に起これば、ショックを受けて当たり前。ここからは40代で起こりうる6つの変化を見ていこう。あらかじめ知っておけば、転換期を乗り越えるのも楽になる。

自分自身に対する気持ちが不安定になるかもしれない

自分自身と健全な関係を続けていくには、いまの自分を心から好きでなければならない。でも、これは口で言うほど易しくない。世の中には“幸福のUカーブ”というものもある。著書に『Raising Happiness』を持つ社会学者のクリスティーン・カーター博士によると、私たちはUカーブの頂点で楽しい20代を始めるけれど、20代の終盤からは幸福度が緩やかに低下して、50歳でUカーブの底に達する。見方を変えれば、決して悪い話じゃない。カーター博士も、50歳を迎える友人には「もう底を突いたから、あとは上がる一方よ」と言っているそう。

アドバイス:いま起きているよいことに目を向けて。そのためには感謝日記。ありがたいと思えることを毎日5つ書いてみよう。好きな仕事に就けていることも、あなたを笑顔にしてくれる愛犬の存在もありがたい。大事なのは、焦点を予定通りに行かなかったことからポジティブなことに移すこと

熟年離婚をすることになるかもしれない

ウィンガートによると、50代では多くの人が急に結婚生活の再評価をし始める。全米退職者協会(AARP)の調べによると、アメリカの離婚率は多くの年齢層で低下している。ただ。50歳以上の離婚率だけは増えており、そのうちの6割以上は女性主導。これには寿命も関係している。「いま50歳前後の女性は90歳を超えるまで生きると言われていますから、いまからでも遅くないことに気付いて、離婚に踏み切る女性は多いですね」とウィンガート。

アドバイス:ジャスティン・セローとジェニファー・アニストンは、お互いが46歳と49歳のときに離婚を決めた。あなたも離婚を決めたなら、離婚後も元気にしている友達の知恵を借りよう。「子どもにどう伝えるか」「法律上の手続きは」など、聞きたいことは山のようにあるはずだから。

デートが難しくなる

50代の女性の約半数はシングル。この20年で出会い方や付き合い方は大きく変わったので、久々にデートを再開する人は苦労するかも。著書に『What to Do When Jane Knows Dick about Dating』を持つローラ・ウェリントンによると、多くの女性は「マッチングサイトを使わなきゃダメ」と言われて怖気づく。でも、それが万人に向いているとは限らない。

アドバイス:マッチングサイトを使うなら、真剣な交際を求めている40歳以上の登録者が多いサイトを選んで。『Tinder(ティンダー)』には、まだ身を固めるつもりのない20代が集まりやすい。直接会って関係を深めたいという人は『Meetup(ミートアップ)』に参加してみて。共通の趣味を持つ人も見つけやすい。

友達を選ぶようになる

カーター博士によると、女性の場合、友達の数が一番多いのは20代で、その数は40代で激減する。「40代は普通にしていても決して楽じゃありません。人間関係のこととなると特に難しいですね。だから古くからの友人を頼るようになりますし、多くの友人を失います」。逆に、自分の意思で友達を選ぶのは健全なこと。「友達と縁を切るのは、ときとしてよいことです。これは中年期で学ぶ素晴らしい教訓の1つですね」とカーター博士。みんながみんな自分のためになるわけじゃない。

アドバイス:大事な友達と疎遠になっている人は、インスタグラムで「いいね」をするだけでなく電話をかけて。親友と週に1度は連絡をとり、年に1度は女子旅に出掛けよう。そうすれば質の高い時間が共有できるし、良い思い出が増えていく。

パートナーと充実した時間を過ごさなくなるかもしれない

一緒にいる時間が長いカップルは充足感が高い傾向にある。でも、社会全体で見ると、私たちが友達やパートナーに向ける意識は、これまでになく低い。「一緒にテレビを観る時間だけを増やしても、本当の意味で一緒にいるとは言えません」とカーター博士。

アドバイス:週に1度はテクノロジー(スマホ、パソコン、テレビなど)に頼らないデートをしよう。子どもを置いて外に出られない人は、家で何か特別なことをして。一緒に料理をしたり、ワインを飲んだり、自家製のスナックを食べながら脳トレしたり。

不満が増えるかもしれない

カーター博士いわく40代の不満の多くは、家庭やキャリアが想像と違うことに由来する。「過度の期待は、人間関係における失望や不満のもとになります。期待するのが悪いわけではありませんが、非現実的な期待を抱いていると不満が溜まってしまいます」

アドバイス:パートナーや友達に失望してしまったときは、次のことを思い出そう。幸福は、物事が上手くいっているかいないかではなく、あなたの期待を上回るか下回るかにかかっている。だからカーター博士が言うように、嫌な気持ちを追い出すためには期待値を下げるしかない。そうすれば、人や社会によい意味で驚かされることが多くなり、幸せな気分になれる。

※この記事は、アメリカ版『Prevention』から翻訳されました。

Text: Diana McKeon Charkalis Translation: Ai Igamoto

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