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「奥歯に物が挟まる」とは、どんな意味の言葉?その類義語や対義語はどんな言葉?

  • 2022.5.26

考えをはっきり言わない様子を指す「奥歯に物が挟まる」という表現があります。 それは、相手を慮った上での態度であったり、関係性からくるものや当人の性格などいろいろな事情からくる状態です。

ここでは、この「奥歯に物が挟まる」という言葉の意味や用い方、そして類義語や対義語について見ていきましょう。もやもや

「奥歯に物が挟まる」とは

 

まずは「奥歯に物が挟まる」という言葉の意味や用い方について見ていきましょう。

「奥歯に物が挟まる」の意味

「奥歯に物が挟まる」とは、自分の考えや意思をはっきりとは言わない様子を指します。 結果的に、なにかを隠し事をしているような怪しい物言いになっている口調に対しても用いられます。

奥歯の間になにかしらの異物が入ると、発音が不明瞭になってしまいます。 その様子から生まれた言葉となります。

「奥歯に物が挟まる」の用い方・例文

「奥歯に物が挟まる」は、相手にはっきりと物事を言えない様子をあらわしますが、その理由は千差万別です。 例えば、話をしている中で相手との信頼関係が浅いと思い、深い話についてはあやふやにすることもあるでしょう。 中には、消極的な性格なので、物事をはっきり言うのが苦手なので、婉曲的な表現をしようとした結果、まごついた会話になるなんてこともありえます。 いずれも、意思をはっきり伝えてくれていないので、相手からしたら「奥歯煮物が挟まった」ような言葉や言い回しになるのです。

会話としては、「奥歯に物が挟まったような物言いをせずに、腹を割って話そう」のような形で使います。 これは、相手も自分も隠し事をせずにすべて本音で話そうという意味合いがあります。

「奥歯に物が挟まる」の類義語

 

ここからは「奥歯に物が挟まる」の類義語について見ていきましょう。 類義語としては「奥歯に衣を着せる」「もやもやした物言い」「よそよそしい」などがあげられます。

奥歯に衣を着せる

「奥歯に衣を着せる」は、思わせぶりな物言いをすることです。 遠回しな言い方を指した表現となります。

これも「奥歯に物が挟まる」と同じく、奥歯に何かが挟まっていて爽やかでない様子から来た言葉とされます。

もやもやした物言い

「もやもや」は、不明瞭なものが溜まっている様子のことです。 主に不可解な感情をあらわす表現として使用されます。

「もやもやした物言い」は、何を伝えたいのかはっきりしない曖昧な発言などに用いられます。

よそよそしい

「よそよそしい」は、相手との間に隔たりを感じる時に用いられる表現です。

自分は親しいと思っているのにも関わらず、相手は一歩引いているようなお互いの関係性の認識に不一致が生じていることもあります。 その場合、自分は本音を伝えてもらいたいと思っていても、相手は言葉を選び、婉曲的な表現をしてくることもありえます。 他人行儀なその言葉は、意思がはっきりしない言葉になることもありえます。

「奥歯に物が挟まる」の対義語

 

「奥歯に物が挟まる」の対義語には「歯に衣を着せぬ」「ずけずけした物言い」「辛辣」などがあげられます。

歯に衣を着せぬ

「歯に衣を着せぬ」は、思ったことを遠慮なく言う様子をあらわしています。 率直な発言や、言葉を飾らず相手の意思や感情を考慮するなく行われるものなので、相手を激情させる事もあり得る言葉遣いとなります。

ずけずけとした物言い

「ずけずけ」は遠慮せずに強く言う様子のことを言います。 相手の感情を無視して無愛想に立ち振る舞い、話すことにも使用されます。

特に他人の気持ちに配慮できない人物や物事に対して使用されます。

辛辣

「辛辣」は、表現や見方が非常に手厳しいことを意味します。 思っていることを隠さずに、そのまま伝えることについてもいいます。

まとめ

「奥歯に物が挟まる」は、自分の考えや意思をはっきりとは言わない様子を指します。 その結果、隠し事をしているような物言いとなることもあります。

この言葉は、奥歯に物が挟まって発音しにくい不明瞭な状態から来た言葉とされています。

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