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“女性刑事”役と言えばペ・ドゥナ、『秘密の森』『ベイビー・ブローカー』の特別なバディの系譜

  • 2022.5.26
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第75回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に公式招待された映画『ベイビー・ブローカー』で、刑事スジン役を演じたペ・ドゥナ。これまでも女性刑事役を演じてきた彼女だが、今回も特別なバディで観客を魅了する見通しだ。

日本の巨匠・是枝裕和監督が手がけた『ベイビー・ブローカー』は、“赤ちゃんポスト”をきっかけに出会った赤ん坊の母親、ベイビー・ブローカーの男たち、そして彼らを現行犯逮しようと静かに追いかける刑事が絡み合いながら繰り広げる、一風変わった旅路を描いた作品。本作でペ・ドゥナは、ブローカーを追う刑事のスジンを演じた。

ペ・ドゥナはヒットドラマ『秘密の森』に続き、後輩のイ刑事を演じたイ・ジュヨンとともに特別なコンビを披露する予定だ。

先立って出演した『秘密の森』では、謎の殺人事件をきっかけに、検察内部の巨大な真実に迫る、情熱的な刑事ハン・ヨジンに扮したペ・ドゥナ。感情が薄い、冷静な敏腕検事ファン・シモク(演者チョ・スンウ)とのバディは、性格こそ真逆だが、見事な化学反応で視聴者の熱い反応を呼び起こした。

2シーズンに渡って視聴者から熱い愛を受けた『秘密の森』に続いて、ペ・ドゥナが刑事に扮した今回の『ベイビー・ブローカー』でも、赤ちゃんポストの赤ん坊を巡る取引を追跡するスジンとイ刑事、2人のケミストリーが注目を集めている。

(画像提供=CJ ENM、tvN)『ベイビー・ブローカー』(上、中)、『秘密の森』(下)

特に、事件解決のために毎日のように苦楽をともにしながらも、時々言い争いながら捜査を続ける2人は、プロフェッショナルさと人間味を余すことなく見せ、緊張と活気を同時に吹き込む。

これに対してペ・ドゥナは、「撮影する間、イ・ジュヨンと毎日を本当に楽しく過ごした。チームとして呼吸を合わせた劇中はもちろん、実際にも本当に大切な同僚になった」とし、イ・ジュヨンも「回を重ねるほど呼吸がますます良くなるのが感じられた。スジンとイ刑事は、基本的にお互いに対する愛情が土台になっている関係だが、撮影しながらそのようなことが自然ににじみ出てきたようだ」とし、完璧だったと伝えている。

『秘密の森』『ベイビー・ブローカー』以外にも、今回のカンヌで韓国映画としては初めてクロージング作品に選ばれた『次のソヒ』(原題)でも、ペ・ドゥナは刑事役を与えられた。

『次のソヒ』でペ・ドゥナは、コールセンターに現場実習に行くことになった高校生ソヒが体験する事件に疑問を抱く刑事ユジンを演じる。

なお『ベイビー・ブローカー』『次のソヒ』を選んだ理由についてペ・ドゥナは「私は社会問題を扱う映画を撮ることが好きなので、恐らくそれが、私がたびたび多様な正義のキャラクターを演技するようになった理由の一つだろう」とし、「特に大げさなことではない。それはただ自然な関心事だ。特に子供や青少年が関連した社会的問題に、私の心がこの問題に集中している」と語っている。

力強いストーリーテリングと繊細な演出で全世界を魅了してきた是枝裕和監督の新作で、世代を越えた韓国トップ俳優たちの共演、深みのあるメッセージと余韻を与える『ベイビー・ブローカー』は、韓国で6月8日、日本で6月24日公開だ。

(記事提供=OSEN)

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