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「矗矗」=「ちょくちょくちょくちょくちょくちょく」?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.6.10
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「森(もり)」や「轟(とどろき)」など、同じ漢字を3つ組み合わせたものを「品字様」と言います。

一方で、「段段(ぎざぎざ)」や「緊緊(ひしひし)」など、同じ単語を繰り返して作られた言葉を「畳語」と言いますよ。

さて今回は、上記の2つの要素を兼ね備えた「矗矗」をご紹介します。いったいなんと読むのか、わかりますか…?

「矗矗」の読み方!

「直」には「ちょく」という読み方があるため、「ちょくちょく」と読んでしまった方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、残念ながら不正解! ちなみに「なおなお」なんて読み方もしませんよ。

それでは、正解を発表する前に大ヒント! 実は「ちょくちょく」はかなり惜しいんです。ちなみに、正解の読み仮名は4文字となっています。「ちょくちょく」は6文字ですよね…?

どこか同じ文字を削れば、正解にたどり着けますよ。

…もうわかりましたよね?

そう、正解は「ちくちく」でした!

「矗矗」について

「ちょくちょく」から「ょ」を2つとって「ちくちく」。答えを聞けば簡単そうに思われるものの、初見ではちょっと読めませんよね。

さて、「ちくちく」と言えば、針で刺された時に感じる刺激を表す言葉をイメージされるかもしれません。しかし「矗矗」は、全く異なる意味を持っているんですよ。

〘形動タリ〙 長くてまっすぐなさま。直立して伸びるさま。また、聳(そび)え立つさま。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

例えば「あの木は数十年にわたって、この場所に矗矗としている」「目の前に巨大なビルが矗矗としている」というように用いることができます。

なお「矗矗」と同じように、「品字様」が「畳語」になったものの1つとして「轟轟」があります。こちらは「ごうごう」もしくは「とどろとどろ」と読みますよ。

まとめ

いかがでしたか?

「矗矗」は「ちくちく」と読みます。

見慣れた漢字でも組み合わさると、思いもよらぬ読み方をすることがあります。今後もご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!