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「聶う」=「みみみみみみう」?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.6.9
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動物の感覚器官の1つである「耳(みみ)」。人間は頭部の右左についていますが、猫や犬は右上と左上についており、兎のそれは長いのが特徴ですよね。

さて今回は、そんな「耳」が3つ並んでいる「聶」に、送り仮名がついた「聶う」の読み方を当てていただきます。さて、いったいなんと読むのでしょうか?

「聶う」の読み方!

そのまま「みみう」と読んだ方はもちろん不正解。かと言って、「みみみみみみう」なんて読み方もしませんよ。読み仮名は、送り仮名を含めて2文字と、とても短くなっています。

「耳」には「耳鼻科(じびか)」や「中耳炎(ちゅうじえん)」などからわかるように「じ」という読み方もありますよね。でも、「じう」と読むわけでもありません。

今回は、かなりの難問となっています。もし読み方がわかっている方は、相当な漢字通かもしれません!

はたして、気になる正解は…?

「ひう」でした!

「聶う」について

字面からはとうてい想像できそうにない「聶う」の読み方は、今までの難読漢字クイズのなかでもかなり難易度が高かったかもしれません…!

さて、それではこの言葉はどのような意味を持っているのでしょうか。やはり「耳」に関係していたり…?

早速、辞書で確認してみましょう!

〘他ワ下二〙 削りとる。そぎとる。へぐ。はぐ。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

読み方と同様に、意味も全く予想外のものでしたね…!

ちなみに「聶う」を使った「畳語」(※同じ単語を組み合わせた言葉)に「聶聶(しょうしょう)」があります。こちらの意味は「もの静か」と、聴覚器官である「耳」からイメージしやすいものとなっています。

なお「聶」のように、同じ漢字を3つ組み合わせて作られた漢字を「品字様」というそうです。「森」や「轟」も、それらの仲間の1つなんですよ。

まとめ

いかがでしたか?

「聶う」は「ひう」と読みます。

読み方はもちろん字面や意味も面白い難読漢字を、今後もどしどしご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!

 

※参考文献:『普及版 字通』平凡社