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「搗」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.8.20
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日本は周囲を海に囲まれた「島国(しまぐに)」です。

さて今回は、そんな「島」にちなんだ難読漢字「搗」をご紹介します。

みなさんは、正しく読むことができますか?

「搗」の読み方!

「しま」や「じま」と読んでしまった方はいませんか? でも残念! それは不正解なんです。

「搗」は送り仮名「く」をつけると「搗く(つく・たたく)」と読みます。「餅をつく(つく)」の「つく」は、実はこの漢字で表記するんですよ。

でも、今回は送り仮名がついていません! いったいなんと読むのでしょうか…?

それでは、正解を発表する前に大ヒントをお伝えします! 「活」「勝」「喝」、これらの漢字に共通する読み方を考えてみてくださいね。

…そう、正解は「かつ」でした!

「搗」について

「活動(かつどう)」「勝(かつ)」「一喝(いっかつ)」、これらは見かける機会も多いので、ヒントから「搗」の読み方にたどり着けた方も多いと思います。ちなみに1文字で「とう」とも読み、送り仮名「つ」をつけて「搗つ」と書いても「かつ」と読むそうです!

さて、それでは「搗(かつ)」と読む場合、どのような意味を持っているのでしょうか?

① 搗(つ)く。臼(うす)で舂(つ)く。
② たたいて落とす。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

①の意味は共通しているものの、②の意味は「搗く(つく)」と読む際と異なっているようです。

ちなみに、「搗」が入った色の名前に「搗色」があります。こちらは「かちいろ」と読み「褐色」とも書けるそう。そして、ちょっと特別な意味があるんですよ。

① 濃い、藍(あい)色。藍色の、黒く見えるほど濃いもの。濃紺色。「かち」は「勝ち」に通じ、縁起をかついで、武具の染色や祝賀の時に用いられた。かち。かちん。かちんいろ。かつ。かついろ。勝色。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

まとめ

いかがでしたか?

「搗」は「かつ」と読みます。

ぜひこの機会に覚えて、ご家族やご友人にも教えてあげてくださいね!