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「叩頭虫」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.8.1
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今回は、世にも奇妙な難読漢字をご紹介します。

みなさんは「叩頭虫」を正しく読むことはできますか?「頭を叩く虫…?」とキョトンとしてしまった方も多いかもしれません。

さて、いったいなんと読むのでしょうか?

「叩頭虫」の読み方!

昔人気になったキャラクターと同じような感覚で「たたきあたまむし」と読んでしまった方はいませんか? でも残念、それは不正解です。

「虫」は「むし」と読みますが、それ以外は字面からは到底想像できない読み方となっています。ちなみに読み仮名は6文字ですよ。

それでは、正解を発表する前にヒントをお伝えします! 「叩頭虫」は「米搗虫」とも読みますよ。2文字目がちょっと難しいですが、元に比べてだいぶ読みやすくなったと思います。

はたして、気になるその読み方は…?

「こめつきむし」でした!

「叩頭虫」について

「叩頭虫」を「こめつきむし」と読むなんて、まずできなかったと思います。もしノーヒントで正解できた方は、相当な漢字通かもしれません…!

さて、それではこの昆虫はどのような特徴を持っているのでしょうか?

〘名〙 コメツキムシ科に属する甲虫の総称。体長二ミリメートル~三センチメートル。褐色や黒っぽいものが多く、形は細長い舟形でタマムシに似ている。胸部の関節は特殊な構造をもち、あおむけにされても頭胸部を腹面に向かって激しく曲げ、跳躍して起き上がる。体をおさえると盛んに頭胸部を曲げ、人が米をつくのに似ているところからこの名がある。幼虫はハリガネムシと呼ばれ、地中や朽ち木にすみ、植物の根や茎を食害。日本からは五百種あまり、世界から一万種以上が知られる。こめふみむし。ぬかずきむし。こめつき。《季・夏》

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

ユニークな名前の理由はその特徴的な行為にあるみたいです。「コクゾウムシ」のように、米を食べて人間に害を与える訳ではないんですね。世界中に一万種以上もいるなんて、昆虫の中でもかなり種類が多いかもしれません…!

ちなみに、「ハリガネムシ」は「蟷螂(カマキリ)」に寄生することでも知られていますが、「叩頭虫」の幼虫は別種なんだそう。見ればひと目でわかるほど異なる姿をしています。

まとめ

いかがでしたか?

「叩頭虫」は「こめつきむし」と読みます。

ぜひこの機会に覚えて、ご家族やご友人にも教えてあげてくださいね!