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「馬陸」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.7.20
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近年よりいっそう注目を集めている「馬」。競馬や乗馬体験など、様々な形で触れ合うことができますよね。

さて今回は、そんな「馬」を含んだ難読漢字「馬陸」をご紹介します。みなさんは、こちらを正しく読むことはできますか?

「馬陸」の読み方!

「馬」はもともと「陸」の生き物ですよね。そのため、字面から読み方を連想するのはちょっと難しいかもしれません。ちなみに「うまりく」なんて単純な読み方はしませんよ?

そして…ここでさらに、みなさんを混乱させかねない情報をお伝えします。

なんと「馬陸」は、「馬」ではなく昆虫の名前なんです! これを聞いて、驚かれた方も多いと思います。

それでは、ここで大ヒント! 「馬陸」は「百足」によく似ている昆虫です。こちらも難読漢字ですが、読み方をご存知の方ならば、すぐにわかったと思います。

…そう、正解は「やすで」でした!

「馬陸」について

ヒントの「百足」は「むかで」と読みます。その名の通り、細長い体にたくさんの足が生えていますよね。かなり特徴的なビジュアルなので、苦手な方もいらっしゃるかもしれません。

「馬陸(やすで)」も同様に、細長い体にたくさんの足が生えています。でも、簡単に見分けることができるそうですよ。いったいそれはなぜか、辞書で確認してみましょう!

〘名〙 ヤスデ綱(倍脚類)に属する節足動物の総称。多くは体長二センチメートル内外。体は細長く、円筒状または扁平、一三~一〇〇対以上の歩脚をもつ。ムカデに似ているが一体節に二対の歩脚(ムカデは一対)を具えるので区別できる(中略)オビヤスデ・ヒメヤスデなど日本に約三百種、世界に約一万種知られる。最大種はインド洋のセイシェル諸島に生息するダイオウヤスデで、全長二八センチメートルに達する。ムカデ類などを含めて多足類と総称することもある。円座虫。《季・夏》

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

よく似ていても、身体の構造に明確な違いがあるようです!

「馬陸」には様々な種類がいますが、その中でも特徴的なものの1つに「汽車馬陸(きしゃやすで)」がいます。日本原産で、主に長野県に生息しており、その名の通り列車の進行を妨げることがあるんだそう(出典:『デジタル大辞泉』小学館)。

「昆虫が列車を妨害する…?」と疑問に思われた方も多いはず。ぜひ詳細を調べてみてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「馬陸」は「やすで」と読みます。

ほかにも「海豚(いるか)」のように、ほかの漢字と組み合わさることで全く別の生き物を表すことがありますよ。興味を持たれた方は、ぜひ調べてみてはいかがでしょうか?