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「羽隠虫」=「はねかくしむし」?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.6.8
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今回は、ちょっと変わった昆虫に関する難読漢字をご紹介します。

みなさんは「羽隠虫」を正しく読むことはできますか?

一見すると簡単に読めそうですが、実は字面通りに読んでも正解することはできません。

さて、いったいなんと読むのでしょうか?

「羽隠虫」の読み方!

冒頭で申し上げたように、「羽隠虫」を字面通りに読んでも不正解です。「はねかくしむし」「はいんちゅう」なんて読み方はしませんよ。

大きなポイントは、「虫」を「むし」と読まないこと。正解を知ったあとでは、「なぜ虫が含まれているんだろう…?」と不思議に感じてしまうかもしれません。

読み仮名は5文字となっています。そして「虫」は「むし」と読まず、また、「虫」が含まれていることが不思議に感じられるとなると…。

もうわかった方もいらっしゃるかもしれませんね。

そう、正解は「はねかくし」でした!

「羽隠虫」について

「羽」と「隠」だけで読めてしまえる「羽隠虫(はねかくし)」。どうして「虫」とついているのか、ちょっと不思議ですよね。

字面からもわかるように、こちらは昆虫の名前です。いったいどのような特徴を持っているのか、詳しく調べてみましょう!

〘名〙 ハネカクシ科に属する甲虫の総称。体長二~二五ミリメートル。一般に体は扁平で細長い。多くは前ばねが著しく短く、腹部の大半が露出。後ろばねはよく発達して飛行に適するが静止の際は前ばねの下に細かくたたんでおさめる。落葉や石の下、動物の糞などの中にすみ、微小昆虫やウジなどを捕食する。日本に約一〇〇〇種、世界に約二万種分布する。日本では灯火に飛来して分泌液で人に皮膚炎を起こさせるアオバアリガタハネカクシがよく知られる。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

特徴的な名前の由来は、飛ぶことをやめたあとの動作にあるようです。辞書にあるように「静止の際は前ばねの下に細かくたたんでおさめ」ます。これが「羽隠虫」と呼ばれる理由なんだそうですよ。

また、地球上に昆虫はたくさん生息していますが、その中でも「羽隠虫」は種類が非常に多いんだとか。日本だけでも約1,000種、世界では約20,000種なんて、スゴすぎますよね…。

まとめ

いかがでしたか?

「羽隠虫」は「はねかくし」と読みます。

今後もユニークな名前を持つ昆虫を表す難読漢字をご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!