1. トップ
  2. 「貝寄風」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

「貝寄風」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.7.23
undefined

「蛤(はまぐり)」や「浅利(あさり)」、「蜆(しじみ)」など、「貝(かい)」って本当においしいですよね。様々な調理法で楽しめるため、毎日食べても飽きないかもしれません!

さて今回は、そんな「貝」が含まれた難読漢字「貝寄風」をご紹介します。みなさんは、正しく読むことができますか?

「貝寄風」の読み方!

もしかして「かいよるかぜ」と読んでしまった方はいませんか? でも残念! その気持ちはわかりますが、不正解なんです。

読み仮名は4文字で、「貝」は「かい」と読みます。つまり、カギになるのは「寄風」をどう読むかです。

それでは、ここでヒントをお伝えします! 「貝寄風」は「貝寄」とも書くことができるんです。それで読み仮名は合計4文字…いかがでしょう、ピンときた方も多いと思います。

はたして、気になるその読み方は…?

「かいよせ」でした!

「貝寄風」について

「寄」は「寄る(よる)」だけではなく「寄せる(よせる)」とも読みますよね。

「貝寄風」をノーヒントで読むことは難しかったかもしれませんが、読み仮名の文字数などを参考に、正解にたどり着けた方もいらっしゃると思います。

それでは、気になるその意味を調べてみましょう! 「貝」の種類の名前なのでしょうか、それとも…?

〘名〙 陰暦二月二〇日の前後に吹く西風。陰暦二月二二日(現在は五月二二日)に行なわれる大阪の四天王寺の聖霊会に供える造花の材料の貝を、難波の浦辺に吹きよせる風という。この貝は龍神から聖徳太子に捧げるものといい伝える。《季・春》

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

「貝」の名前ではなく、「風」の名前でした! 「貝」を「吹きよ(寄)せる風」と、まさに字面通りの意味でしたね。

ちなみに、「貝寄風」のように変わった名前の「風」はほかにもありますよ。同じく春のものでは、たとえば「東風(こち)」や「春一番(はるいちばん)」などが挙げられます。

季節ごとに様々な名前の「風」があるため、興味を持たれた方はぜひ調べてみてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「貝寄風」は「かいよせ」と読みます。

今後も様々な難読漢字をご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!