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「貝母」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.6.2
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今回ご紹介する難読漢字はこちら! 「貝母」です。

「水」に「母」と書くと「水母(くらげ)」ですが、こちらはなんと読むでしょうか? もちろん「水母」が「水」の「お母さん」ということではないように、「貝」の「お母さん」ではないですよ。

読み方と併せて、意味も考えてみてくださいね!

「貝母」の読み方!

そのままシンプルに読むと「かいはは」になりますよね。しかし、もちろんこれは不正解です。

ちなみに、読み方は2つあり、それぞれの読み仮名は3文字、4文字となっています。どちらも難易度が高いですが、特に後者はなかなか答えられる方はいらっしゃらないと思います。

読み仮名が4文字の方は、答えを聞いたら「え、それって逆じゃないの!?」と思ってしまうかもしれません。

それでは、正解を発表します。

正解は「ばいも」「ははくり」でした!

「貝母」について

「貝母」は前が「貝」、後が「母」という構成ですよね。そのため「ははくり」と聞いた際、「え、なんでそうなるの?」と不思議に思われた方も多いと思います。

しかし、もちろん書き間違いではありません。「貝母」の読み方は「ばいも」と「ははくり」になります。

また、「貝」とありますが、海の生き物でもないんですよ。辞書で確認してみましょう!

〘名〙 ユリ科の多年草。中国原産で、観賞用または薬用に栽培される。高さ三〇~六〇センチメートル。鱗茎は半球形の二個の鱗片が合着した球形。葉は三~四枚ずつ輪生し、長さ一〇センチメートルくらいの広線形で先端は反曲する。春、葉腋に淡黄色の鐘形花を下向きに開く。花被片は六個、外面は緑色のすじがあり内面に紫色の網目がある。鱗茎を鎮咳(ちんがい)・袪痰(きょたん)薬として煎服する。漢名、貝母。あみがさゆり。ははくり。はるゆり。ばいぼ。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 


そう! 実は植物の名前なんです。字面からはちょっと想像できませんよね。

鑑賞用としてだけでなく、薬の材料にもなります。「鎮咳薬」とは文字通り「咳(せき)を鎮(しず)める薬」で、「袪痰薬(きょたんやく)」とは「痰を排出しやすくする薬」です。

変わった読み方とともに、意味もしっかり覚えておいてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「貝母」は「ばいも」「ははくり」と読みます。

今後も様々な難読漢字をご紹介していく予定です。ぜひお楽しみに!