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AlexaとかSiriとかよく聞くけど...音声アシスタントって結局どれがいい?違いを解説

  • 2023.9.15
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音声アシスタントは俗にスマートスピーカーとも呼ばれ、指示をするだけでニュースを読み上げたり音楽をかけたりしてくれる令和時代に欠かせないテクノロジー。

数年前に話題になった際にはいくつもの音声アシスタントがありましたが、現在はほとんどのサービスが淘汰され、「Alexa(Amazon)」「Googleアシスタント(Google)」「Siri(Apple)」の3つがメインになっています。

いずれの音声アシスタントも個性があるので、自分に合ったサービスを利用するといいでしょう!

音声アシスタントって何?

音声アシスタントとは、人が話す言葉を集音・分析し、コンピューターに命令したうえでリアクションをする機能のこと。実際にはクラウド上の音声分析サーバーにデータを送信し、認識処理を命令用データに変換したうえで送信元のデバイスに戻すというサービスになります。

その音声アシスタントを搭載したデバイスはスマートフォンやタブレットはもちろん、スピーカーやイヤホンにも搭載されています。AmazonやGoogle以外にもオーディオメーカーが音質に優れたモデルを積極的に展開し、キッチンやお風呂、車などにも設置されるようになっています。

音声アシスタントの種類

音声アシスタントブームが起きた際は「Alexa(Amazon)」「Googleアシスタント(Google)」「Siri(Apple)」のほか「Cortana(Microsoft)」「Clova(LINE)」や「my daiz(docomo)」「Yahoo!音声アシスト(Yahoo Japan)」など多くのサービスが生まれましたが、現在はAmazon、Google、Appleの3サービスが利用者を拡大している状況です。いずれの企業も世界中のユーザーのビッグデータを大量に保有しているのが特徴です。

・Alexa(Amazon)

「Alexa」の起動ワードでお馴染みのAmazonの音声アシスタント。「Echo」以外の他社製のBluetoothスピーカーでも操作ができるほか家電にも対応し、利用者が多いのが特徴です。

ニュースや天気、曲のストリーミング再生など基本的な音声アシストはもちろんのこと、家電とインターネットを繋ぐホームオートメーション化がかなり進んでいます。また自社オリジナルデバイスにはEchoにディスプレイが搭載されているモデルがリーズナブルな価格で発売しているのもポイント。動画鑑賞やタッチ操作、ペットや高齢の両親などの見守りにも有効です。

さらにショッピングが苦手なGoogleやAppleと異なり、Amazonは音声でもショッピングができます。ディスプレイ搭載のスマートスピーカーを利用すれば製品情報をより多く獲得し、購入の助けになります。

・Googleアシスタント(Google)

「OK Google」の起動ワードから始まるGoogleの音声アシスタント。Alexa同様に他社製のBluetoothスピーカーでも操作可能で、一部の家電にも対応しています。

ニュースやストリーミングの音声アシストが便利で、YouTubeの動画視聴がはかどります。もちろんホームオートメーションにも活用されています。

Googleアシスタントが優れているのはアプリとの相性。日頃からスケジュール管理をGoogleに任せている方は連携がしやすいでしょう。また質問への回答は得意分野だけあってバッチリです。

・Siri(Apple)

最後に紹介するのは音声アシスタントの先駆けともいわれるAppleのSiri。「Hey Siri」の掛け声で反応しますが、Siriが搭載されているデバイスはApple製品に限られているため数が少ないのと価格が高いのがネック。

さらにストリーミングには適していますが、ニュースなどの読み上げはAlexaやGoogleアシスタントと比較すると能力は低いです。

AmazonやGoogleのサービスをほとんどの方が利用していると思うので、あえてSiriでホームオートメーションを構築する必要はありませんが、iPhone使用時に真価を発揮します。

音声アシスタントの選び方

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metamorworks/shutterstock.com

音声アシスタントの選び方は明確で、より多くの人が使っているサービスがオススメです。すでに「Alexa(Amazon)」「Googleアシスタント(Google)」「Siri(Apple)」に絞られていますが、この3つにもそれぞれ個性があるので、自分にどの音声アシスタントが合うのかしっかり見定めましょう。

・ストリーミング
音楽や動画をストリーミングしてくれるサービス。Amazon、Google、Appleいずれも独自の配信サービスがあるほか、対応しているアプリが複数あるのでほぼ遜色ありません。

・AIアシスタント
サービスが多いほうがいいでしょう。普段からGoogleアプリを使用しスケジュール管理もしている方はGoogleがオススメ。一方、Amazonは商品の発注ができるなど幅広いサービスが提供され独自性が強い印象です。

・質問に答える
音声アシスタントの基本ともいえる機能。Googleの性能が高く、Amazonはスキルを有効にして情報不足を補います。若干面倒かもしれません。

・スマートホーム化
対応している家電が多い音声アシスタントがオススメ。Amazonはホームオートメーションの使い勝手がよく、より多くのプラットフォームと製品にも対応しています。Googleも限定的ですが対応しています。Appleは少なめです。

・電話
声をかけるだけで通話したい相手に発信できたほうがいいでしょう。いずれの音声アシスタントも登録されていれば発信可能です。またディスプレイが搭載されているスマートスピーカーなら動画チャットも可能です。

・対応デバイスの多さ
対応しているデバイスは多ければ多いほどいいでしょう。また価格もチェックしてください。ちなみにAmazonのデバイスはスマートスピーカーにはディスプレイが搭載しているものやタブレットなど種類が豊富で価格が安いのが特徴。料理をしながら、車に乗りながらなど用途に応じてデバイスを選択できるのが強みです。

まずは音声アシスタントを試してみましょう!

日常生活に欠かせない存在になりつつある音声アシスタント。是非この機会に自分が頻繁に利用するサービスから音声アシスタントを選んでホームオートメーション化を進めてみてはいかがでしょうか。自分の使用目的に合った音声アシスタントをぜひ探してみてください!



ライター:ちだい

家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー・サービスなどモノ誌で執筆。趣味は映画鑑賞と競走馬。

編集:TRILLニュース