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もはや「相棒」です。夏のアウトドアで大活躍する“Bluetoothスピーカー”の選び方とおすすめ製品

  • 2023.5.16
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出典:Seminority Studio/Shutterstock.com

5月後半となり、暑さを感じる日も増えてきました。これからはいよいよキャンプバーベキューなど、アウトドアシーズン本番が到来します。今から様々なイベントが楽しみという方も多いでしょう。

そんなアウトドアシーンで1つあるともっと楽しく盛り上がるのが、スマートフォンと接続して気軽に音楽を楽しめる「Bluetoothスピーカー」です。すでにお持ちの方も多いかもしれません。

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出典:Maria Markevich/Shutterstock.com

Bluetoothスピーカーと一言でいっても大きなモデルから小さなモデル、また価格もバラバラのスピーカーがありますが、どのような基準で選べばいいのでしょうか。

Bluetoothスピーカーの種類や選び方を解説したうえで、キャンプに持っていくのに適したスピーカーを紹介していきますので気になっていた方はぜひ参考にしてみてくださいね。

Bluetoothスピーカーとは?

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出典:ymgerman/Shutterstock.com

無線通信技術の一つであるBluetoothを用いたスピーカー。対応する機器同士でなら、ケーブルで接続しなくてもデータの送受信が行えます。スマートフォンやPCなどから音の情報をワイヤレスで送信し、スピーカーから音楽を流すことが可能です。

同じワイヤレスで接続するWi-Fiスピーカーもありますが、こちらは自宅のWi-Fiネットワーク内で使用するもので、通信規格が異なります。また通信速度や範囲、消費電力などの特徴も違います。

[Bluetoothの特徴]
・通信速度:やや遅い
・通信距離:やや狭い
・消費電力:少ない

[Wi-Fiの特徴]
・通信速度:速い
・通信距離:広い
・消費電力:多い

Bluetooth接続機器は主に消費電力が少なく長時間使用するものに採用されています。

Bluetoothスピーカーの種類

Bluetoothスピーカーには大小さまざまなものがあり、また首にかけて音楽や映画を鑑賞するネックスピーカーがあります。シーンや好みに応じて使い分けるといいでしょう。

・小型スピーカー:屋外に持ち運んで音楽が楽しめる
ペットボトルほどの大きさで持ち運びに適したスピーカー。スピーカーユニットのサイズが小さく低音があまり出ないという特徴がありますが、それ以上に使い勝手の良さが光ります。防水・防滴性能が充実して水に濡れても平気なモデルが多いです。

・主に室内で音楽を楽しむ大型スピーカー
横幅や重さがあって高音質で音楽を楽しめるスピーカー。大音量かつ迫力のある低音が出る一方、持ち運びには不便という特徴があります。

・作業をしながら音楽や映画を楽しむネックスピーカー
耳のすぐ近くで音を鳴らす首かけスピーカー。設置型のスピーカーは場所を移動すると聴こえ方が変わってしまいますが、ネックスピーカーは移動しながらでも音の聴こえ方は変わりません。“ながら作業”で音楽を楽しみたい方に最適です。

・ランタン機能があるスピーカー
最近はライトを照らしつつ音楽を聴かせてくれるランタンスピーカーも存在します。ライトと音楽を同時に稼働させるため電池の持ちがやや不安ですが、オシャレ空間を演出したい方にはうってつけ。ただし、音質は通常のスピーカーと比較するとそこまで良くありません。

Bluetoothスピーカーの選び方

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出典:Kunst Bilder/Shutterstock.com

どのスピーカーにも共通していえることですが、音質が良いものがオススメ。またBluetoothスピーカーは持ち運びしやすい携帯性や屋外での使用も考慮して急な悪天候にも対応できる防水性能が備わっていることや、再生時間がどのくらいあるのかも大事です。

その点をしっかり踏まえてBluetoothスピーカー選びに役立ててください。

・[音質]スピーカーユニット
スピーカーは音質を判断するのに重要な指標。一般的にW数が大きいほど量感がある厚みのある音を鳴らすことが可能といわれています。またスピーカーユニットの数も重要で、2つあるとステレオ再生が可能になり、広がりと臨場感がある音になる傾向があります。

・[音質]パッシブラジエーターの有無
パッシブラジエーターとは、スピーカーユニットから電磁気回路を取り除き、スピーカー筐内の空気振動を利用して低音域だけを強調したユニットのこと。小型スピーカーは低音域が苦手とされているため、パッシブラジエーターを搭載していないと、中高音のシャカシャカという音が悪目立ちしてしまい、締まりのない音になりがちです。小型スピーカーを選ぶ際は、パッシブラジエーターを搭載しているか確認するといいでしょう。

・[音質]コーデック
コーデックとはBluetoothで音声データを転送する際の圧縮方式のこと。種類は圧縮比率が高いものから低いものまでさまざまあり、音質を劣化させずに転送できるものがあります。当然圧縮比率が低いものほど音声データは重くなりますが、その分高音質になります。音質にこだわりたい方は、主にAndroidで使用されているランクの高いapt X以上のコーデックを選ぶといいでしょう。

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・[機能性]防塵・防水
機器の多くはチリにかぶったり水に濡れたりすると故障の原因になりますが、屋外で使用する機器は防塵・防水性能を搭載しているものも少なくありません。持ち運びを前提として作られたBluetoothスピーカーも防塵・防水性能があるモデルが多く、IPで始まる規格が明記されています。以下がその規格一覧です。数字が大きくなるほど水に対する保護が高くなります。

<防塵に対する保護・危険箇所への接近保護のIPコード>

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<水に対する保護のIPコード>

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・[機能性]再生時間
屋外に持ち出すと充電切れが心配です。長時間の再生ができる機種を選びましょう。

おすすめのBluetoothスピーカー3選

【Bose】SoundLink Flex Bluetooth speaker

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平置き、横置き、吊り下げなどスピーカーの向きを感知して音の聴こえ方を一定に保つよう最適化してくれるスピーカー。また防水性能も高く、うっかり水の中に落としてしまっても浮かびあがるので水没の心配がありません。

【SONY】SRS-XB43

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独自開発のウーファーとツイーターを2基ずつ搭載したソニーのスピーカー。フルレンジスピーカーを2基搭載した下位モデルと比較するとやや大きいですが、音質は別物。コーデックにはLDACを採用しているので高音質で再生が可能です。

【JBL】FLIP 6

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お手頃価格で購入できるBluetoothスピーカーの定番モデル。ペットボトルほどの大きさで取り回しがいいのがポイントです。音質こそ、そこまで良くありませんが、コンパクトな割に迫力があるサウンドなので屋外で使用する分には問題ありません。

もはや相棒!音楽と一緒に夏のアウトドアを楽しもう

持ち運びに便利なBluetoothスピーカーはスマートフォンと接続するだけですぐに音楽を楽しめるので、屋外での利用に重宝されています。

一台持っておくとさまざまなシーンで使えるので、是非この機会に購入を検討してみてはいかがでしょうか。周囲の方への音量などに気をつけて音楽と一緒に夏のアウトドアを思う存分堪能してくださいね。



ライター:ちだい
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー・サービスなどモノ誌で執筆。趣味は映画鑑賞と競走馬。
編集:TRILLニュース

※記事内の表組みは筆者作成。価格は執筆当時の実勢価格です。
※画像は一部イメージを含みます。商品画像はAmazonより