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「不成者」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は...?

  • 2022.7.17
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今回ご紹介する言葉は「不成者」。

使われている一つひとつの漢字は決して難しくありませんが、組み合わせると急に読み方が難しくなりますね。

さて、一体なんと読むのかわかりますか?

「不成者」の読み方!

では、早速「不成者」の読み方を発表します。

「ふせいしゃ」と読んだ方は、不正解!もちろん「ふなりもの」でもありませんよ。

ヒントは、「あの不成者がこんなことをするなんて」や「彼は不成者だ」のように使うことが多い言葉です。

ここで少し、ヒントを出しましょう。

「者」はそのまま「もの」と読みます。「不成」は、漢字の位置を変えて「成不」とすると正解が見えてくるかもしれません。

さあ、そろそろ読み方はわかりましたか?

正解は「ならずもの」でした!

「不成者」の豆知識

漢文では「不」を「ず」と読むことがあります。このことを知っている方は、「成」+「不(打ち消しの助動詞)」から「ならず」が思い浮かんだのではないでしょうか。

では、「不成者(ならずもの)」とはどういう意味なのか、辞書で調べてみましょう。

手のつけようがないほど素行の悪い者。正業につかず、放浪して悪事を働く者。無頼漢。ごろつき。

出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.1305

 

引用にある「無頼漢」は「ぶらいかん」と読みます。こちらも「不成者」のことを表す言葉です。

「不成者」はほかの漢字で「破落戸」と書くこともできます。

ちなみに、この「破落戸」には、「ごろつき」という読み方もありますよ。

まとめ

いかがでしたか?

「不成者」は「ならずもの」と読みます。

日常生活では「不成者」と漢字で書くことはあまりないかと思いますが、この機会にぜひ覚えておいてくださいね!

※参考文献:『デジタル大辞泉』(小学館)