今回ご紹介する言葉は「刀豆」。
「豆」が使われていることからもわかるとおり、あるマメ科の植物の名前です。
「かたなまめ」とも読みますが、今回は4文字で読み方を考えてみてくださいね。
さて、一体なんと読むのかわかりますか?
「刀豆」の読み方!
では、早速「刀豆」の読み方を発表します。
「とうまめ」と読んだ方は、不正解!もちろん「とうとう」でもありませんよ。
ヒントは、お茶として飲まれることもある植物の名前です。
ノンカフェインなので、カフェインが気になる方も飲みやすいのだとか。
お茶として飲む以外に、ごま和えや味噌漬けにしたり、炒め物にしたりして食べても美味しいですよ。
さあ、そろそろ読み方はわかりましたか?
正解は「なたまめ」でした!
「刀豆」の豆知識
読者のみなさんのなかにも、「刀豆」を食べたことがある方がいるかもしれませんね。
では、「刀豆(なたまめ)」とはどのような植物なのでしょうか。
夏、淡紅紫色または白色の花をつけるマメ科のつる性一年草。弓形に湾曲した豆果は平たくて長い。若い莢(さや)を福神漬けなどにする。
出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.1295
「刀豆」は福神漬けにも入っているので、私たちが気がつかないうちにもしかしたら食べているかもしれませんね。
ほかの漢字では「鉈豆」と書くことも可能です。
「鉈(なた)」の形に似ているので「なたまめ」と呼ばれるようになったのだとか。
ちなみに「刀豆」は、「とうず」とも読みます。「とうず」も「なたまめ」のことです。
まとめ
いかがでしたか?
「刀豆」は「なたまめ」と読みます。
「刀豆」の若さやは8月ごろから収穫が始まるそうです。スーパーで見かけたら、ぜひ食べてみてくださいね。
参考文献:精選版 日本国語大辞典(小学館)