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「鵺」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は...?

  • 2022.7.2
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今回ご紹介する漢字は「鵺」。

「夜」と「鳥」を組み合わせたものです。構成されている漢字からもなんとなくわかるとおり、鳥と関係がありますよ。

さて、一体なんと読むのかわかりますか?

「鵺」の読み方!

では、早速「鵺」の読み方を発表します。

「夜」と「鳥」を組み合わせたものですが「やちょう」と読んだ方は、不正解!もちろん「よるとり」でもありませんよ。

ヒントは、とある妖怪の名前です。実在する生き物のことを指して使われる場合もあります。

世阿弥が作った能の曲の1つとてしても「鵺」が知られていますが、ご存知の方はいるでしょうか。

もう1つヒントを出しましょう。「鵺」の読み仮名は2文字です。

さあ、そろそろ読み方はわかりましたか?

正解は「ぬえ」でした!

「鵺」の豆知識

河童(かっぱ)や天狗(てんぐ)、鬼などの妖怪は知っている方も多いと思いますが、「鵺(ぬえ)」は初耳という方もいるのではないでしょうか。

では、「鵺」とはどのような生き物なのか、辞書で調べてみましょう。

①トラツグミ
②『平家物語』などで、源頼政が退治したという怪獣。頭は猿、体は狐、尾は蛇、手足は虎、鳴き声はトラツグミに似るという。

出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.1337

 

引用にあるトラツグミとは、妖怪とはなんの関係もない実在するスズメ目の鳥のこと。妖怪といえば昼間よりも夜に出てくるイメージがありますよね。

ほかの漢字で「鵼」と書くことも可能です。

夜にトラツグミの鳴き声が聞こえてくるので、「夜」と「鳥」を組み合わせて「鵺」としたのかもしれません。

それにしても、なんとも恐ろしい容貌の「鵺」を退治した源頼政はスゴいですね。

普通の人なら遭遇した途端、腰を抜かしてその場から動けなくなってしまいそうです。

まとめ

いかがでしたか?

「鵺」は「ぬえ」と読みます。

日本にはさまざまな妖怪の言い伝えがあるので、調べてみると面白いかもしれません。

この機会にぜひ「鵺」も覚えておいてくださいね!