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「徒」はなんて読む?ヒントは“2文字”!正解は...?

  • 2022.7.11
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今回ご紹介する漢字は「徒」。

「徒歩(とほ)」や「使徒(しと)」などでお馴染みの「徒」ですが、これ1文字で一体なんと読むのかわかりますか?

今回は2文字で読み方を考えてみてくださいね。

「徒」の読み方!

では、早速「徒」の読み方を発表します。

「ともがら」とも読みますが、2文字をオーバーしているので今回は不正解!

実は、正解は全部で4つあります。1つでも当てられるよう頑張ってくださいね!

そのうちの1つは、「徒歩」と関係があります。

「徒歩」を別の言葉に言い換えるとなんと言いますか?

さあ、そろそろ読み方がなにかわかってきたでしょうか。

正解は「かち」「むだ」「あだ」「ただ」でした!

「徒」の豆知識

2文字の読み仮名のものだけでも、「徒」に4つの読み方があるのはすごいですね。

では、それぞれの意味を辞書で調べてみましょう。

まずは「徒(かち)」です。

①歩いていくこと。徒歩。
②徒歩で主君の供をする身分の低い武士。おかち。かちざむらい。

出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.336

 

「かち」は「徒歩」と同じ意味です。少し古い言い方になります。

次に「むだ」の意味を見てみましょう。

役に立たないこと。効果・効力がないこと。

出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.1696

 

普段よく使っている「無駄」と同じ意味です。「徒」で「むだ」と読むのは珍しいのであまり見かけないかもしれません。

では「あだ」の意味はどうでしょうか。

①むなしくて無益なこと。無駄。
②一時的ではかないこと。また、浮ついていいかげんなこと。

出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.34

 

「あだ」と読む場合にも「無駄」という意味があるんですね。「いいかげん」という意味もあります。

最後に「ただ」の意味を見てみましょう。

①取り立てて言うほどの価値や意味がない意。普通の。
(後略)

出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.1052

 

「只」や「但」と同じ意味です。同じ漢字でも複数の読み方があり、意味もそれぞれ違うのはおもしろいですね。

ちなみに「かち」のことを「かし」と言うこともあるようです。

そのため今回は「かし」も正解になります。

また、2文字ではありませんが「いたずら」や「ず」とも読みますよ。

まとめ

いかがでしたか?

「徒」は「かち」「むだ」「あだ」「ただ」と読みます。

この機会にどれか1つでもよいので覚えておいてくださいね!