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「廿」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.7.5
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今回ご紹介する難読漢字は「廿」です。

構成要素も少なく簡単に思えるかもしれませんが、この漢字を使ったことのある方はあまりいらっしゃらないかもしれません。初見の方も多いのではないでしょうか。

なんと読むのか、ぜひお考えください!

「廿」の読み方!

「甘」という漢字に似ていることから「あま」「かん」と読んだ方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、それでは残念ながら不正解です。字面から手がかりを見つけることは難しいかもしれませんね。

それでは、ここでヒント!

この漢字は、特定の数、もしくは年齢を表しています。

お酒が飲めるようになる年齢とは、いくつからか思い浮かべてみてください!

「お酒は◯◯歳になってから」と言いますよね。

それでは、そろそろ正解を発表します。

正解は「はた」「はたち」「じゅう」「にじゅう」でした!

「廿」について

「廿」が初見の方にとっては、かなり意外な読み方かもしれませんね。

しかし、この漢字は山口県の「廿木(はたき)」などの地名にも用いられています。近くにお住まいの方には簡単な問題だったかもしれません。

また、上記の読み方以外にも、広島県の「廿日市市(はつかいちし)」や岐阜県の「廿原町(つづはらちょう)」のように読む場合もありますよ。

なお、意味は以下の通りとなっています。

はた【二十・廿】
〘名〙
① 数の二〇。主に、名詞・助数詞とともに用いられる。
② 物の数を、順に唱えながら数えるときの二〇。
はた‐ち【二十・廿】
〘名〙 (「ち」は接尾語)
① 一〇の二倍の数。はた。にじゅう。
② (二十歳) 二〇歳。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

引用にもある通り「はた」は「二十」と、「はたち」は「二十」または「二十歳」と書くことができます。

ちなみに、「廿」以外にも、特定の数や年齢を表す「卅」という漢字があるんです。「さんじゅう」と読み、「10の3倍の数」や「30歳」を表します。「廿」と併せて覚えておいてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「廿」は「はた」「はたち」「じゅう」「にじゅう」と読みます。

「廿」の他にも、意外な難読漢字はまだまだたくさんあるんです。今後もご紹介させていただきますね!

 

※参考文献:『デジタル大辞泉』小学館