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「内子鮭」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.7.10
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「鮭」といえば、長らく多くの人に愛されてきた魚ですよね。

本日の朝ごはんに召し上がった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

さて、今回は「鮭」にまつわる難読漢字「内子鮭」をご紹介します。

「内子鮭」の読み方!

正解は2つ。ただ、そのまま「うちこざけ」と読んでも、残念ながら不正解です。

しかし、答えに近づいていないわけではありません。2つのうち、1つは「〇〇こざけ」と読みます。

それでは、ここでヒント!

「内子鮭」は「入子鮭」「入れ子鮭」と書くことができます。また、「内子鮭」がどういう魚か想像すると、2つ目の読み方も思い浮かぶかもしれませんよ。

それでは、そろそろ正解を発表します。

正解は「いれこざけ」「こごもりのさけ」でした!

「内子鮭」について

ここまでで読み方は分かりましたが、意味はどうでしょうか。「内子鮭」「入子鮭」の字面から、なんとなく予想がついている方もいらっしゃるかもしれませんね。

その予想が当たっているか、辞書で確認してみましょう。

いれこ‐ざけ【入子鮭・内子鮭】
〘名〙
はらこを持った鮭。子籠(こごも)り鮭。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

【サケ(鮭)】より…【千葉 徳爾】
[食用]日本では古くから東北および日本海側一帯でサケが漁獲され,重要な食物とされていた。《延喜式》には鮭,生鮭のほか,楚割(すわやり)鮭,鮭子,氷頭(ひず),背腸(せわた),内子(こごもりの)鮭などといった名が見られる。生鮮品の生鮭は若狭,丹後,但馬,因幡から献上されて天子の食膳に上った。

出典:『世界大百科事典』(平凡社)

 

「はらこ」、つまりは卵を体内に持つ「鮭」を「内子鮭」と言います。まさに字面通りの意味と言えるかもしれませんね。

ちなみに、引用にある「子籠り鮭」に似た言葉に「子籠もり鮭(こごもりざけ)」もありますよ。

こちらは「内子鮭」「入子鮭」と同様の意味に加えて「塩漬けにしたサケの腹の中に、塩漬けにしたサケの卵を入れたもの」のことも指しています。

まとめ

いかがでしたか?

「内子鮭」は「いれこざけ」「こごもりのさけ」と読みます。

「鮭」や「いくら」はみなさんも数多く食べてきたかと思いますが、「子籠もり鮭」は食べたことがないのではないでしょうか。

どんな味なのか、ぜひ一度食べてみたいものですね!

 

※参考文献:『デジタル大辞泉』小学館